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15日の東京市場 [東京市場]

15日の東京株式相場は2日続けての暴落。

TOPIX、日経平均株価とも下落率は歴代3位となった。

東日本大震災による景気への不透明感が強い中、福島原子力発電所をめぐる事態が一段と悪化し、リスク回避のための換金売りが膨らんだ。

東証1部銘柄の98%が下げる全面安で、原発関連の東芝や日本製鋼所、東京電力は値幅制限いっぱいのストップ安。

TOPIXの終値は前日比80.23ポイント(9.5%)安の766.73、日経平均株価は1015.34円(11%)安の8605.15円。

TOPIXは2009年3月19日以来、日経平均は09年4月28日以来の安値水準となり、昨年11月以降の上昇分をすべて帳消しにした。

東証1部売買高は概算57億7715万株、売買代金は同3兆947億円。

売買高は連日の史上最高だった。

値上がり銘柄数は34、値下がり銘柄数は1637。

地震で設備が被害を受けた東京電力福島第1原発の2号機では、午前6時10分ごろ水蒸気を水に変える圧力抑制室(サプレッションプール)付近から爆発音が聞こえたと経済産業省・原子力安全保安院が明らかにした。

原発事故に対する不安が高まる形で、日本株市場では朝方から売り注文が先行した。

そうした流れが一段と加速したのが、午前の取引終了後。

菅 直人首相は午前11時すぎから記者会見し、同原発で放射性物質が漏えいする危険が高まっているとの認識を示した。

さらに4号機の建屋4階から出火したとも伝わると、大証やシンガポール市場で日経平均先物にパニック的な売りが殺到。

先物は一時8000円を割り込む場面もあった。

日経平均先物とTOPIX先物はともにサーキットブレーカーが発動され、一時的に取引が停止。

現物指数は日経平均で14.5%(1392円)安、TOPIXで14.3%(121ポイント)安まで売られる場面があり、終値でも史上3位の下落率だった。

原発事故まで引き起こす大規模自然災害が発生する日本のカントリーリスクが、投資家の間で意識される格好となっている。





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pandan

ご無事で何よりです。
今回の地震の影響は大きいですね。
by pandan (2011-03-16 06:49) 

ぷりん

ご無事でなによりです☆
by ぷりん (2011-03-16 15:55) 

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