14日の東京市場

14日の東京株式相場は小幅続伸。

東日本大震災で被災した企業の生産復旧の動きが相次いでおり、企業のサプライチェーンに対する過度の警戒が後退した。

4月中の白河工場（福島県）の稼働再開が一部報道で伝えられた信越化学工業をはじめ、化学株が上昇。

午前の取引で進んだ円高の動きが午後に入りやや一服し、電機など輸出関連株も出直った。

TOPIXの終値は前日比2.13ポイント（0.3％）高の846.72、日経平均株価は12.74円（0.1％）高の9653.92円。

東証1部の売買高は概算で22億1553万株、売買代金は同1兆3811億円。

値上がり銘柄数は1173、値下がりは355。

信越化は、震災直後から操業停止が続く信越半導体白河工場（福島県西郷村）を4月中、鹿島工場（茨城県神栖市）の塩化ビニール樹脂プラントを5月下旬にもそれぞれ再稼働させる、と東洋経済オンライン版が12日に報じた。

国内のグループ全工場の生産活動が18日から再開されるダイハツ工業のほか、生産復旧が前倒しになりそうと前日報じられていたルネサスエも続伸した。

午前は為替の円高傾向が強かったものの、午後には1ユーロ＝121円台、1ドル＝83円半ばで推移。

TOPIXニューインデックスを見ると、東証1部の時価総額、流動性上位30銘柄で構成されるコア30指数が0.1％安だったのに対し、コア30やラージ70に次いで時価総額や流動性が高いミッド400指数は0.4％高、時価総額が相対的に小さい銘柄群のスモール指数は1.5％高と、小型株ほど上昇率が大きかった。

決算発表シーズンを控え、時価総額上位銘柄は売買手控えムードがあるだけに、投資対象が小型株に向かう傾向も強まっている。

タグ：東日本大震災 信越化学工業 ダイハツ工業 ルネサスエ

コメント 2

巡回☆
by ケイ (2011-04-14 19:59) 

こんばんは。
５月２日以降にブログ内容などを大幅に変えて再開します。お楽しみに。☆
by ケイ (2011-04-14 20:39)