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11日の東京市場 [東京市場]

11日の東京株式相場は続伸。

為替市場での円高一服や業績不透明感の後退、東京電力の政府支援策への期待から、自動車株や住友ゴム工業など好業績銘柄中心に買われた。

生産復旧期待やアナリストの強気判断も加わり、輸送用機器指数はTOPIXの上昇寄与度トップ。

TOPIXの終値は前日比1.16ポイント(0.1%)高の857.62、日経平均株価は45.50円(0.5%)高の9864.26円。

今日の東京外国為替市場では、円は対ドルで5日ぶりの81円台、対ユーロでは3日ぶりの116円90銭台まで下落した。

今日の米国株の3日続伸や商品市況の上昇を受け、安全資産への買いが縮小したことなどが要因だ。

日本株は、円高警戒が重しとなって海外株高に追随できなかった経緯があり、今日の日経平均は4営業日ぶりの9900円台まで上げた。

決算発表ラッシュが続く中、オリックスやNEC、日本電工が急伸するなど、決算銘柄の上昇も顕著だった。

業種別で株価指数を押し上げたのは輸送用機器。

ホンダや日産自動車のほか、決算発表を今日の引け後に控えていたトヨタ自動車やいすゞ自動車も高かった。





ルネサスエレクトロニクスは11日、操業を停止している那珂工場について、直径200ミリラインなどの生産再開の前倒しとともに、7月下旬には生産能力が被災前の水準に回復する見通しを示した。

野村証券では、ルネサスエが正常化を7月下旬と明言したことにより、今年度の国内自動車生産は強気だった同証予想をさらに上回る可能性が出てきた、と11日付の投資家向けリポートで評価。

また、ゴールドマン・サックス証券では、部品供給制約は株価の重しにならないとし、10日付で自動車セクターの「アトラクティブ」を強調した。

東証1部33業種で上昇率が大きかったのは輸送用機器のほか、ゴム製品、精密機器、海運、鉱業、その他金融などだった。

また、東証1部売買代金トップの東電も急騰。

政府は10日、福島第1原子力発電所の事故の賠償総額に上限を設けず、東電を事実上、公的管理することなどを盛り込む「確認事項」をまとめた、と11日付の読売新聞朝刊などが報道。

株価指数は午後に入って伸び悩み、東証1部銘柄は値下がりの方が多かった。

東証1部の売買高は概算で20億6899万株、売買代金は同1兆4025億円。

値上がり銘柄数は645、値下がりは845。





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