SSブログ

10日の東京市場 [東京市場]

10日の東京株式相場は上昇。

米国の4月の輸出増加や堅調な消費者信頼感指数を受けて景況感に対する過度の懸念が緩和され、自動車など輸出関連の一角や鉱業や商社といった資源関連、金融株中心に高くなった。

TOPIXの終値は前日比4.43ポイント(0.5%)高の817.38と反発し、日経平均株価は47.29円(0.5%)高の9514.44円と、4日続伸した。

東証1部の売買高は概算24億1680万株、売買代金は同1兆8072億円。

値上がり銘柄数は1002、値下がりは490。

取引開始とともに算出された日経平均先物・オプション6月限の特別清算値(SQ)は9553.69円と、9日の日経平均株価の終値9467.15円を86.54円上回った。

米商務省が9日に発表した4月の貿易収支統計によると、輸出は前月比1.3%増の1756億ドルと過去最大だった。

景況感改善が評価され、昨日のS&P500種株価指数は7日ぶりに反発し、ニューヨーク原油先物7月限は3連騰となった。

輸出関連や資源関連、内需関連と幅広い業種が上昇し、輸送用機器はTOPIXの上昇寄与度首位だった。

トヨタ自動車はきょう午後3時に今期(2012年3月期)業績予想を開示。

輸送用機器株については、シティグループ証券が収益の本格回復を先取りしたいとして投資判断を「買い」に引き上げたヤマハ発動機、中国懸念での株価調整は完了したとし、メリルリンチ日本証券が「買い」に上げた川崎重工業などアナリストの個別評価もプラスとなった。

もっとも、景気に対する不透明感やアジア株の下落から、午後は急速に伸び悩んだ。

また、関西電力は夏場での供給不足による停電を回避するため、7月1日からすべての顧客に昨年比15%程度の節電を求めることを昼に発表。

個別に材料の出た銘柄では、会社発表の5月既存店売上高が伸びたうえ、6月も前年を上回って推移していると大和証券キャピタル・マーケッツが評価したラウンドワンが急伸。

半面、主力製品である糖尿病治療薬「アクトス」について、仏医薬品認可当局が医師は処方を中止すべきとした武田薬品工業が売買高を伴い下落。

業績予想と中期計画を9日発表し、シティグループ証券が中期的な成長性に関して大きく期待値を切り上げる要素は感じられなかったとした日立製作所は3日ぶり反落。





nice!(21)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 21

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0