SSブログ

22日の東京市場 [東京市場]

22日の東京株式相場は上昇。

ユーロ圏首脳会議(サミット)がギリシャ支援で合意したことや為替のユーロ堅調が好感されたほか、企業業績への期待も加わり、金融や輸出、素材関連など幅広い業種が買われた。

東証1部の業種別上昇率上位は証券・商品先物取引、保険、銀行、その他金融と金融セクターが占有。

TOPIXの終値は前日比8.70ポイント(1%)高の868.81と反発、日経平均株価は121.72円(1.2%)高の10132.11円と3日続伸した。

東証1部の売買高は概算で17億7570万株、売買代金は同1兆1682億円。

値上がり銘柄数は1113、値下がりは379。

日経平均のローソク足は、午後の取引で8日安値と11日高値との間に空けた空白部分、いわゆる「窓」を埋めた。

欧州各国首脳は21日、4400億ユーロ(約49兆7000億円)規模の欧州金融安定ファシリティー(EFSF)に対し、財政難に陥ったユーロ圏諸国の国債を購入する権限を付与した。

EFSFは、資金難の銀行への支援も認められる。

さらに、1600億ユーロ(約18兆円)規模の新たなギリシャ支援を公約し、既存の融資の条件を緩和した。

世界の投資家の株式投資に対するリスク許容度を示す指標で、恐怖指数と呼ばれるシカゴ・ボラティリティ指数(VIX)は21日の取引で、前日比8%低下の17.56と8日以来の低水準となっていた。

業種別で指数をけん引したのは金融株だ。

銀行、証券・商品先物、保険がそろってTOPIX上昇寄与度と業種別上昇率の上位。

4-6月の赤字が市場予想よりも小幅だったことで米モルガン・スタンレーが大幅高となるなど、昨日の米S&P500種の業種別10指数で金融は上昇率トップだった。

海外金融高が好感されたほか、銀行株にはゴールドマン・サックス証券が21日付で、セクター判断「アトラクティブ」を強調するという材料もあった。

同証では、国内銀行の4-6月決算はおおむね会社計画の線上、もくしは若干の上振れで推移したもようとしている。

ファナックやコマツ、キヤノンなど時価総額上位の輸出関連株も高い。

為替市場では、ユーロが対円で一時1ユーロ=113円29銭と11日以来のユーロ高・円安水準を付けたことが好感された。

一方、対ドルでは円高が進んだものの、影響は限定的だった。

個別銘柄では、震災やレアアース高騰による収益への懸念は払しょくされ、想定以上に交換レンズの収益性が高まっていると野村証券が投資判断を「買い」へ引き上げたタムロンが急騰。

2011年12月期の連結営業利益予想をゼロから63億円へ引き上げたキヤノンマーケティングジャパン、自社株買いの上限実施が評価されたカプコンが東証1部の上昇率上位に入った。

半面、6月の液晶表示用の売上高が前月比7%減と推定される、とシティグループ証券が指摘した日東電工は3日ぶりに反落。

ビックカメラやヤマダ電機など、直近上昇が目立った家電量販店も総じて安く、東京電力は東証1部の値下がり率トップとなった。

前日急伸の東都水産は反落した。





nice!(14)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 14

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0