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米国株:大幅反発 [米国市場]

米株式相場は大幅反発。

主要株価指数は2年余りで最大の上げとなった。

米連邦準備制度理事会(FRB)がこの日開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、景気浮揚に向けさまざまな手段を実施する用意があると表明したことが好感された。

S&P500種はFOMC声明発表後、上げ下げを繰り返す展開となったが、最終的にこの日の高値付近で引けた。

前日の下げの中心となった金融株がこの日は大きく反発。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)とシティグループの上げが目立った。

銅・金生産のフリーポート・マクモラン・カッパー・アンド・ゴールドは、金相場が過去最高値に上昇したことを手掛かりに買い進まれた。

S&P500種株価指数は前日比4.7%高の1172.53。

一時1.6%安まで下げる場面もあった。

ダウ工業株30種平均はこの日429.92ドル(4%)上げて11239.77ドル。

共に上昇率は2009年3月23日以降で最大となった。

FOMCが少なくとも13年まで政策金利を過去最低で維持する方針を表明したことを受け、米国債は上昇。

10年債と2年債の利回りは過去最低を付けた。

FOMC声明は様々な政策手段について協議したとし、「適切にこれらの手段を実施する用意がある」と言明した。

政策金利の低水準維持に関する表現を従来通り「長期にわたり」とするよう求めて、地区連銀総裁3人が反対票を投じた。

債務上限問題やスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による米格下げなどを受け、S&P500種は7月22日以降、時価総額にしてほぼ3兆ドルが失われている。

前日の相場で下げの中心だった金融株と資源株が、この日は上げを主導した。

一方で、生活必需品関連株や公益株など景気との関連性の薄い業種の上昇は最も小幅にとどまった。

BOAは17%高の7.60ドル。

シティグループは14%上昇し31.82ドル。

また金と銅相場の上昇を材料にS&P500種の資源株も値上がり。

フリーポートは7.5%上げて45.05ドル。

アルミ生産で米最大手のアルコアは8%上昇し、12.24ドル。


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