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23日の東京市場 [東京市場]

23日の東京株式相場は続伸した。

日本株の上昇や売買の回復傾向を受けた収益改善期待で、証券株が連日高。

1ドル=80円台に乗せた為替の円安基調が好感され、キヤノンや日産自動車など輸出関連株の一角も堅調だった。

TOPIXの終値は前日比3.95ポイント(0.5%)高の829.35、日経平均株価は同41.57円(0.4%)高の9595.57円。

日経平均は午前の取引で一時40円安まで下げる場面もあったが、その後はじり高で昨日同様、午後の取引で堅調さを増した。

東証1部業種別33指数では証券・商品先物取引、不動産、繊維製品、非鉄金属、ガラス・土石製品、保険、銀行、医薬品、電気、機械、輸送用機器など24業種が上昇。

一方、鉱業、食料品、電気・ガスなど9業種は安い。

売買高は概算で25億3666万株、売買代金は1兆4229億円、値上がり銘柄数は1073、値下がりは456。

全米不動産業者協会(NAR)が22日に発表した1月の中古住宅販売件数は、年率換算で前月比4.3%増の457万戸と2010年5月以来の水準になり、米国景気の回復基調が確認された。

また、きょうの東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=80円台前半、ユーロ・円相場は1ユーロ=106円台前半と直近の円安水準で安定推移。

自動車や電機など時価総額上位の輸出関連業種が堅調さを見せると、朝方は安かったTOPIX、日経平均とも午前終盤からプラスに転じ、銀行株の反転も加わった午後は徐々に上げ幅を広げた。

東証1部33業種では、証券・商品先物取引が上昇率1位。

東証1部の売買代金が前日まで17営業日連続で1兆円を上回るなど、相場上昇に連動し売買エネルギーが回復しており、野村証券など証券株には昨日に続き買いが入った。

ロンドン金属取引所(LME)の銅、アルミ、ニッケル、鉛、亜鉛、スズで構成するLMEx指数が前日比0.3%高の3688.4と3日続伸したことを受け、非鉄金属株も堅調。

個別では、大量保有報告書でゴールドマン・サックスグループが6.7%、クレディ・スイス・セキュリティーズが5.1%の株式を保有していることが明らかになったエルピーダメモリが急騰した。

一方、マツダが売買を伴い急落し、東証1部の売買高で2位。

同社は22日、公募増資などにより最大1628億円を調達すると発表。

発行済み株式数は現在の約17億8000万株から最大約30億株へ増えるとしており、1株価値の希薄化、将来的な売り圧力の増大を嫌気する売りが膨らんだ。

シティグループ証券では、希薄化影響の大きさは無視できないとして、目標株価を140円から120円に変更した。

国内新興市場では、ジャスダック指数が前日比0.7%高の50.75、東証マザーズ指数が同1.4%高の395.36とともに3日続伸。

また、東証2部株価指数は1.4%高の2361.21と28日続伸。

きのうに続き、1968年1月を基準日とした算出以来最長の連続上昇記録を更新した。


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