SSブログ

円全面安 [為替情報]

27日 日本時間朝の外国為替市場では、円売りが先行。

対ドルでは一時1ドル=81円67銭と、昨年5月31日以来の安値を付けている。

中国人民銀行の周小川総裁の発言を受けて、中国の国際通貨基金(IMF)向け融資増強が期待され、リスク選好の動きを背景とした円売りが活発化した。

午前10時27分現在のドル・円相場は81円24銭付近で推移。

円は対ユーロで一時1ユーロ=109円93銭と、昨年10月31日以来の水準まで下落し、主要16通貨に対して全面安の展開となっている。

ユーロ・ドル相場は前週末の海外市場で一時1ユーロ=1.3487ドルと、昨年12月5日以来の水準までユーロが上昇した後、1.34ドル台半ば付近に下押されていたが、週明けの日本時間朝の取引では1.34ドル台後半に値を戻している。

周総裁は26日、メキシコ市での20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の終了時に記者団に対し、IMFの資金枠増強で中国が役割を果たすとIMFの資金枠増強で中国が役割を果たすと語った。

また、中尾武彦財務官は26日、同会議のあと記者団に対し、G20は為替相場の行き過ぎた動きは望ましくないとの点で合意した、と語った。

さらに、円相場の動向を引き続き注視していると述べた。

メキシコ市で25日に開幕した20財務相・中央銀行総裁会議は26日閉幕し、声明では、IMFの資金枠増強の検討について、欧州のファイアウォール(防火壁)見直しに左右されることが示された。

ガイトナー米財務長官は同会議終了後の記者会見で、欧州の前進に勇気付けられているとしながらも、IMFの資金枠増強は欧州のファイアウォールの代替物とはならないとの見解を明らかにしている。

一方、前週末24日に米国で発表された経済指標は2月のトムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)が75.3と、速報値の72.5から上方修正され、市場予想の73.0を上回った。

向こう1年間のインフレ期待値は3.3%と、前月から横ばいながら、1月を0.2ポイント上回った。

1月の米新築住宅販売も、前月からは減少したものの市場予想を上回る結果となり、指標の好調を受けて24日の米株式市場では、S&P500種株価指数が2008年以来の高値を付けた。


nice!(23)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 23

コメント 1

楽しく生きよう

個人的にはもっと円安になってもらいたいです。
by 楽しく生きよう (2012-02-27 11:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0