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29日の東京市場 [東京市場]

29日の東京株式相場は、TOPIXが6営業日ぶりに反落。

米国の消費者信頼感指数の上昇などを好感し午前は高かったが、為替の円安の勢いが一服した午後に失速した。

直近の上昇が目立った輸送用機器や不動産が安く、今月に入って上昇率が最も大きかった証券・商品先物取引は東証1部の業種別下落率で1位。

TOPIXの終値は前日比2.52ポイント(0.3%)安の835.96。

一方、日経平均株価は0.72円(0.01%)高の9723.24円と続伸。

東証1部の売買高は概算で30億5795万株。

経営破綻したエルピーダメモリ株の売買が日中に成立した影響もあり、昨年8月9日以来の30億株乗せ。

売買代金は同1兆5850億円。

値上がり銘柄数は479、値下がりは1069。

東京外国為替市場では、午前に円が対ドルで80円69銭まであったが、午後には80円20銭台までやや強含んだ。

対ユーロでも同様の動きとなり、為替の円安を大きな手掛かりとしてきた上昇相場の上値は次第に重くなった。

欧州中央銀行(ECB)は29日、2回目の長期リファイナンシングオペ(公開市場操作、LTRO)を通じ、応札額全額を域内市中銀行に提供する。

円安の追い風が弱まる中、LTROや連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の議会証言など重要イベントを控え、自動車などの時価総額上位銘柄が伸び悩み、相場全般に対しても徐々に戻り売りが優勢となった。

また、28日時点の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の百分比を示す騰落レシオ(25日移動平均)は139%と、過熱気味とされる120%以上。

TOPIXのきょうの高値時点では25日線(28日時点)からの上方かい離が7.3%と、過熱を示す5%を大きく超え、テクニカル指標から見た過熱ムードも指数失速の底流にあった。

東証1部33業種の下落率上位は、証券・商品先物取引、不動産、海運、輸送用機器、銀行、非鉄金属など。

いずれも今月に入って上昇率が上位に入った業種で、上昇ピッチの速さから上値での戻り売りも出やすかった。

東証1部売買代金上位では、三菱UFJフィナンシャル・グループが4日ぶり、三井住友フィナンシャルグループやソニーが6日ぶりに反落した。


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