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ユーロの上値重い [為替情報]

6日 日本時間朝の外国為替市場では、ユーロ・ドル相場が1ユーロ=1.32ドル台前半でユーロの上値が重い。

ギリシャの債務交換をめぐる不透明感が根強いことから、ユーロの戻り売り圧力がかかりやすくなっている。

ユーロ・ドル相場は前日の海外市場で1.3160ドルと、2月20日以来のユーロ安値を付けたあと、1.3241ドルまで値を戻したが、日本時間の朝は上値が限定的となっており、午前9時20分現在は1.3222ドル付近で取引されている。

一方、ドル・円相場は前日の海外市場で一時1ドル=81円16銭までドル安・円高が進んだあと81円台半ばまで値を戻し、日本時間の同時刻現在は81円57銭付近で取引されている。

5日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で欧州諸国のソブリン債を保証するコストが上昇。

ギリシャの債務交換に応じる投資家が不十分な割合に終わるとの懸念が背景で、CMAによれば、ギリシャ国債1000万ドル相当を5年間保証するコストは前払い760万ドルに年間10万ドル。

これは保証期間内のデフォルト確率98%を示唆している。

ギリシャのデフォルト回避に向けた民間部門関与(PSI)である債務交換に投資家が応じる期限は8日。

十分な参加が得られずにギリシャが集団行動条項(CAC)を発動し、債券保有者に損失受け入れを強要するとの懸念が高まりつつある。

民間債権者を代表してギリシャの債務交換を交渉した国際金融協会(IIF)の運営委員会のメンバー中12の金融機関が、2月24日に正式提案された交換に応じることを表明している。

ギリシャのベニゼロス財務相は5日、同国は約1000億ユーロ規模の債務減免につながる債券交換の提案に保有者が応じると考えているとした上で、必要ならばCACを発動して参加を強要する用意があると言明した。

そうした中、前日の欧州債市場では、財政問題が懸念されているスペインやイタリアの利回りが再び上昇。

域内債務情勢の先行き不透明感は根強い。


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コメント 1

楽しく生きよう

投資家って悪い材料をより悪く考える人なんですかね。

by 楽しく生きよう (2012-03-06 11:04) 

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