11年度IPOが終了 [IPO情報]
ベクトルの上場で2011年度のIPOは全て終了した。
通算36社が上場し、うち初値が公開価格を上回ったのは20社。
14社が下回り、2社が同値だった。
東日本大震災の影響で上場が計画よりも遅れた企業が数社あったが、前年度の23社から着実に増えた。
公開価格を上回った銘柄数は、10年度は11と過半数にわずかに届かなかったが、11年度は全体の56%を占めた。
初値騰落率の中央値も0.0%→3.48%と改善した。
目立ったのはソーシャルゲームやインターネット関連株だが、セカンダリーでは、逆に初値が抑えられた銘柄の方が商いを伴いながら高騰するケースが多数発生。
日本管理センターやSEMITEC、ベルグアースなど初値では1割も上げなかったような銘柄が次々と数倍にまで上昇した。
11年度銘柄ではないものの、10年度末に上場したピーエスシーは1月中旬からわずか2カ月で20倍超にまでなった。
最初のきっかけこそ上方修正だったものの、その時の修正は1割程度に過ぎずさすがに株価上昇の説明とはならない。
株価掲示板などではやし立てた書き込みが目立ったが、割高覚悟で乗ってくる様相は、一連の株高で個人投資家の懐に余裕が出た現れと考えられる。
ただ、いまだそうした資金が初値にはあまり向かわないのが現状だ。
あくまで皆、周りをうかがいながらの参戦で、決め打ちで買いに行く投資家は少数派である。
また、高値でスタートしてから、さらに高くなる銘柄というのは少ない。
今年に入って一番高い初値が付いたアイスタイルは反動に苦しむ。
まさにご飯を炊くかのようだ。
昔から「始めチョロチョロなかパッパ。
赤子泣いても蓋(ふた)取るな」という。
始めからパッパではおいしく炊けない。
また、バブル現象に共通するように最後の最後は急落の危険性も伴いやすいが、最もおいしい場面でもある。
ピーエスシーは上場来高値を付けた日、一転して売りが殺到。
高値からは4割下げるストップ安で終えた。
蓋を取るタイミングを誤れば黒こげになる。
全体の売買代金が極端に落ち込んだ昨年末には、再び公開価格割れが連発したが、年明けの2月からのIPOに限れば戦績は5勝2敗とまずまず。
あまり目立ちはしないが、株高の恩恵は受けている。
新年度は初値への波及効果にも期待したい。
通算36社が上場し、うち初値が公開価格を上回ったのは20社。
14社が下回り、2社が同値だった。
東日本大震災の影響で上場が計画よりも遅れた企業が数社あったが、前年度の23社から着実に増えた。
公開価格を上回った銘柄数は、10年度は11と過半数にわずかに届かなかったが、11年度は全体の56%を占めた。
初値騰落率の中央値も0.0%→3.48%と改善した。
目立ったのはソーシャルゲームやインターネット関連株だが、セカンダリーでは、逆に初値が抑えられた銘柄の方が商いを伴いながら高騰するケースが多数発生。
日本管理センターやSEMITEC、ベルグアースなど初値では1割も上げなかったような銘柄が次々と数倍にまで上昇した。
11年度銘柄ではないものの、10年度末に上場したピーエスシーは1月中旬からわずか2カ月で20倍超にまでなった。
最初のきっかけこそ上方修正だったものの、その時の修正は1割程度に過ぎずさすがに株価上昇の説明とはならない。
株価掲示板などではやし立てた書き込みが目立ったが、割高覚悟で乗ってくる様相は、一連の株高で個人投資家の懐に余裕が出た現れと考えられる。
ただ、いまだそうした資金が初値にはあまり向かわないのが現状だ。
あくまで皆、周りをうかがいながらの参戦で、決め打ちで買いに行く投資家は少数派である。
また、高値でスタートしてから、さらに高くなる銘柄というのは少ない。
今年に入って一番高い初値が付いたアイスタイルは反動に苦しむ。
まさにご飯を炊くかのようだ。
昔から「始めチョロチョロなかパッパ。
赤子泣いても蓋(ふた)取るな」という。
始めからパッパではおいしく炊けない。
また、バブル現象に共通するように最後の最後は急落の危険性も伴いやすいが、最もおいしい場面でもある。
ピーエスシーは上場来高値を付けた日、一転して売りが殺到。
高値からは4割下げるストップ安で終えた。
蓋を取るタイミングを誤れば黒こげになる。
全体の売買代金が極端に落ち込んだ昨年末には、再び公開価格割れが連発したが、年明けの2月からのIPOに限れば戦績は5勝2敗とまずまず。
あまり目立ちはしないが、株高の恩恵は受けている。
新年度は初値への波及効果にも期待したい。
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