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ビギナーズラックの落し穴 [投資の心得]

何事でも勝負の世界にはビギナーズラックがあるものです。

初めて友人に誘われて競馬場に出かけ、よく分からないままに馬券を数点買ったら、幸運にも当たり馬券があって投資金額が2倍になったというような話を聞いたことがあるはずです。

あるいは初めてパチンコをやったら、大当たりしたという経験がある方もいるでしょう。

このほか麻雀や競輪などビギナーズラックの話をよく聞くことがあります。

初心者が勝負事で勝つことをビギナーズラックといいますが、これは理由があってのものではなく、ただ幸運に恵まれただけのことでしかないのです。

ところが、このビギナーズラックを経験すると、こんな簡単なものかと考えてしまったり、自分は勝負勘があるのだと思い込んでしまうこともあります。

この思い込みは勝負事にのめりこませ、大きな損失につながっていくことにもなります。

ビギナーズラックは幸運に恵まれただけのことだということを忘れて、実力と誤解してしまうことが悲劇につながるのです。

商品相場で大穴を明けた人は、このビギナーズラックで儲かり、こんな上手い話はないと手を広げてしまったためだともいわれます。

株式投資でもビギナーズラックの可能性はあります。

自分で勉強や研究もしないで、ただ株がよさそうだという話を聞いて、他人の尻馬に乗って買ったら成功したとか、自分で何とはなしに会社の社名が気に入ったという単純な考えで銘柄を選んで買ったら上手く行ったというようなケースです。

この成功例も偶然の結果でしかないと考えるべきです。

信用取引や先物取引に詳しいルールなども知らないままに手を染めて、最初に成功するケースもあるわけですが、これも幸運以外の何ものでもありません。

勝負の世界では、幸運だけで勝ち続けることはできません。

やはり技量がモノをいうのです。

勉強し研究して技量を高め、また経験を通じて勝負勘を養うことが大切なのです。

ゴルフの世界にはビギナーズラックはありません。

株式投資とて基本的にはビギナーズラックはないと考えるべきです。

あっても1回限りのまさに「ラッキー!」のケースだけです。

株式投資は、研究心が旺盛で勉強意欲のある人が成功確率を高めることができると考えなければいけません。

ビギナーズラックを誤解して一気に投資の手を広げることは避けたいものです。

特に信用取引や先物取引については、十分な研究が必要だと考えてください。

証券投資で証券会社とのトラブルは、ほとんどが信用取引、先物取引にまつわるものです。

投資家が十分にその仕組みを理解し、証券会社の担当者の話は参考にするだけといった自主性を持っていれば避けられることです。

所詮は自らが汗しなければ成功は覚束ないと考えるべきなのです。


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