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相場材料は深い読みが大切 [投資の心得]

株式市場では日常的に様々な材料が駆け巡り、これが株価に大きく影響しています。

ところが、材料に対する株価の反応が、当初から材料に対する印象とは違ったものとなることや、瞬間的には印象通りの動きをみせたのに、時間の経過とともに反対の動きに変わるということがあります。

したがって、材料が飛び出した時に瞬間の判断で行動を起こして裏目がでたということが生じがちです。

相場材料に対する機敏な判断は重要ですが、短絡的に瞬間湯沸器的な判断を下すことは避けなければなりません。

材料判断には深い読みが必要なのだということです。

その基本になるのは、その材料が企業業績にどのように影響するかということなのです。

好材料であれ、悪材料であれ、それが業績にどう影響するかということが、株価の動きに反映されるのです。

材料が意外性のあるものであったり、目新しいものであったりすると、単純にそれに飛びついてしまうことがあるものです。

しかし、どんなに意外性や新規性が高くても、それが業績とはまったく無関係となれば、株価は瞬間的に反応はしても、すぐに元に戻ってしまうことになります。

逆に一見たいした材料に見えなくとも、業績に大きく影響することが分かってくれば、株価もまた予期せざる反応をみせることになるのです。

ですから、材料が出現した時には、それがマクロ材料であれ、個々の企業の材料であれ、材料が業績にどのように影響するかを考えてみることが必要なのです。

要するに業績への影響を軸に材料を深く読み取り判断を下すことが必要なのです。

材料に飛びついて直ちに行動を起こすのに比べればワンテンポのズレが生じ、その分だけ成果が小さくなる可能性がありますが、飛びつきによる失敗はなくなり、成功確率を高めることになります。


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