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外資関連のIPO [IPO情報]

新興市場が連続した3月のIPOは、期待通り軒並み初日初値付かずと高騰して始まった。

特に先頭を切ったソフトマックスの初値は公開価格の4倍を超え、約6年3カ月ぶりの上昇率を記録した。

さすがにやりすぎたとの反省か、初値天井に近い値動きとなったが、次のオイシックスは反対に初値後にも大幅高となり、大商いとなった。

初値売買代金は3社とも20億円を超えており、2月のIPOが20億円未満だったのに対し、資金流入量は明らかに増加している。

恩恵は新興市場ばかりではない。

新興市場の上場に続いて上場した鴻池運輸は4割近く上昇した。

刺激を受けて類似企業の株価も急伸しており、効果は思わぬところまで波及している。

陸運業では、それまで都心一等地の不動産関連株として鉄道株が物色対象にはなっていたが、トラック運送のたぐいは無視されていた。

先細り感のイメージが強い産業にも資金が入るようになった。

今週は東証2部市場2社の同日上場に加え、22日には吸収金額が最大となるブロードリーフが予定されている。

ファルテックとブロードリーフは嫌われやすい買収ファンドによるイグジット案件に当たる。

特に後者は米カーライルが買収した案件に当たる。

国内ではカーライル関連の公開株を買って、利益を得た投資家はまだ一人もいない。

カーライルに限らず、外資関連のIPOは何かと問題を抱えることが多い。

絶好の追い風のなかで最高の形でバトンは渡された。

汚名返上となるか注目される。



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macinu

今度はキプロスショックですね~!!なぜにすんなり円安方向にいかないのでしょう?
by macinu (2013-03-20 03:11) 

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