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日系生保まで [IPO情報]

相場活況を受けてIPO株にも機関投資家マネーが入ってきた。

3月のIPOでは東証1部のIPOが3銘柄あったが、そのうちブロードリーフには、2つの機関投資家から大量報告書が提出された。

日本生命保険とJPモルガン・アセット・マネジメントである。

IPOでは外資系の場合は上場してかなり早い段階から買い付ける場合があるが、日系で特に保守的なイメージの強い生保がここまで大胆に動くのは極めて珍しい。

報告書によると、日本生命は公開株を計102万株取得し、上場初日に280万株を買い増し。

一部は当日中に処分したが、翌営業日には市場内外で約39万株を追加で買い増した。

最終的に発行済み株式数の17%に当たる421万株を保有している。

主に子会社のニッセイアセットマネジメントが保有していることから投資信託の買いということになるが、大胆に本体でも7%分を保有している。

一方、JPMアセットは詳しい売買過程を明かしていないものの、合計2476万2700株(持ち分10%)を保有している。

3月のIPOでは、タマホームの高騰スタートが注目されたが、売買代金では上昇率11%にとどまったブロードリーフの方が88億円とトップで、市場的にはこちらの方が注目されていたことになる。

高値売却に熱心な外資系ファンドの絡んだIPOということで警戒感が強かったため、誰が買ったのかと思っていたが、個人投資家の資金だけではなかったようだ。

ただ、こうした動きは東証1部に限られる。

新興市場でもある程度公開規模がある銘柄になると、外資系運用会社を中心に、早くから組み入れられることはこれまでもあったが、年末から高騰が相次いでいることでかえって動きづらくなっている。

最近公表される機関投資家の大量報告書は、上場前から持つベンチャーキャピタルが中心で、売却報告が中心だ。

高騰で3~6カ月待たなければならないロックアップがすぐに解除されるケースが相次いでいる。

日系生保まで引っ張り出した相場だが、かねての参戦者の動きは逆に鈍っている。

JPMアセットでは、人気の日本株投信「JPMザ・ジャパン」を抱える。

同投信は運用額が大きくなりすぎ、いったん募集を停止した。

4月1日に限度額を1000億円から2000億円に引き上げ、再募集したばかりだったが、応募が殺到したようで1週間で再停止に追い込まれることになった。

小型株の場合、機関投資家の強気は結局のところ個人の強気が裏付けになる。

小型株への資金流入はまだまだ止まらないようだ。


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macinu

今日はちょこっと上窓スタートでしたね~!!日経平均も300超ではj待っております。このままドル円100円まで一挙に行くのでしょうか?
by macinu (2013-04-08 09:15) 

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