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高まるリスク [IPO情報]

4月に入りIPOは一服。

約2週間ぶりに1銘柄が上場したが、空白期間を経てもIPO株への買い意欲は収まらず、サンヨーホームズは公開価格から79%上昇して初値が付いた。

同じ注文住宅のタマホームの上昇率(73%)と同水準の上昇と測ったかのような展開だった。

同日に仮条件が発表されたオークファンは、仮条件の上限が想定価格を14%上振れ、値決め段階からの織り込みも続いている。

一方、対照的にセカンダリー妙味は小さくなっている。

今年のIPO14社のうち現在の株価が初値を上回っているのは、メドレックス、鴻池運輸、ファルテック、ブロードリーフのみ。

初値買いの目的は日計りのような短期取引が主なため、あまりさかのぼることには意味がないが、直近のところを見てもタマホーム、サンヨーホームズと初値天井に近い動きが続いている。

単純に上がりすぎた株は上値が重く、低めに付いた株は上昇余地がある傾向にある。

初値を上回る4銘柄のうちファルテック、ブロドリーフは初値上昇率がそれぞれ5%、11%と過熱感がなかった。

鴻池は38%だったが、現在の初値とのかい離はわずかに過ぎない。

では単純に鴻池の上昇率4割をめどに初値買いするか否かを決めればいいかと言えばそうでもない。

アサンテのように初値上昇率が11%にとどまりながらも値動きが悪く、公開価格まで割り込んだ銘柄もある。

初値買い熱の高まりとは裏腹に過熱感でリスクは高くなってきてはいるが、結局は銘柄次第ともいえ、単純な勝利の方程式は存在しない。


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