24日の東京市場 [東京市場]
24日の東京株式相場は続落。
外国為替市場での円高警戒から、精密機器や輸送用機器など輸出関連中心に売られた。
直近で上昇した反動や米金融株安の波及から、銀行や証券といった金融株は下げが大きくなった。
日経平均株価は前営業日比67.29円(0.7%)安の10279.19円、TOPIXは同4.12ポイント(0.5%)安の901.66。
東証1部売買高は概算12億8311万株、売買代金は同8824億円。
売買代金は8月23日以来、4カ月ぶりの低水準。
値上がり銘柄数は376、値下がりは1167。
東京株市場は今日が休日の谷間にあたり、24日の米国の株式・債券・商品市場はクリスマスの祝日の振替休日で休場となるため、売買は低調で、日経平均の値幅は26円にとどまった。
昨日の米国で発表された経済指標は、18日まで1週間の米国の新規失業保険申請件数(季節調整済み)が前週から3000件減少。
11月の米製造業耐久財受注では、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注が前月比で2.6%増えた。
しかし昨日の米国株市場では主要3指数が高安まちまちだった。
そうしたなか、昨日の為替市場では円が対ドルで82円86銭と14日以来、対ユーロは108円46銭と1日以来のそれぞれ円高水準まであった。
輸出採算悪化への警戒から輸出関連は総じて下げ、輸送用機器はTOPIXの下落寄与度1位。
また中国・北京市は交通渋滞を緩和するため、来年の自動車の新規登録台数を今年の3分の1以下に制限する措置を発表。
ゴールドマン・サックス証券では、今回の措置が来年の中国自動車需要を4.5%押し下げる可能性を示唆した。
昨日の米国株市場では、バンク・オブ・アメリカ(BOA)の下落が響き、S&P500種の業種別10指数で金融株指数が下落率首位だった。
一方、11月から昨日までの東証業種別33指数では、証券・商品先物取引が上昇率1位、銀行が4位、保険が8位、その他金融が10位。
2010-12-24 16:04
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