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今年のIPOがスタート [IPO情報]

今週からはついに2011年のIPOが始まる。

3月上場の銘柄も出そろい8社と実に2008年12月以来の多さだ。

足元では相場全体が調整色を強めだしているが、ひとつ反発への切っ掛けとしての役割を期待したいところです。

まず注目されるのは、第1号となる駅探。

乗り換え案内のサイト運営と、人気のネット関連となる。

足元では競合のジョルダンが乱高下しいるほか、主力株に代わって小粒な銘柄が物色される傾向と、徐々にボラティリティーが高まる気配となってきた。

また、カルビーはなんと言っても知名度の高さから一般紙でも記事にされるなど話題。

数年前から上場観測は出ていたが、業績改善で東証1部上場が狙える状態になったことで、上場申請に踏み切ったとみられる。

同じ食品セクターでは、ポッカコーポレーションも上場間近との観測だったが、サッポロホールディングスの買収でなくなり、同社だけとなった。

外資との提携や透明性の高い経営体制など、成熟企業にあって攻めの経営改革が功を奏したわけだが、市場ではどのような評価となるのだろうか。

なお、3月の傾向としては東京都心以外が拠点の企業が多いことが挙げられる。

山陰地方に展開する島根銀行や、愛媛県松山市に本社を置くピーエスシー、広島県が創業地のカルビーといった具合に、中国・四国地方の企業がそろっている。

また、ラクオリア創薬は愛知県知多郡に、AGSはさいたま市、アイディホームは西東京市に本社が拠点。

カルビーの本社は今となっては東京・千代田区だが、都心が拠点となっている企業は少数派と珍しい。

地方経済の苦戦は常に課題になっているが、こうしてIPOしてくる企業の拠点が広がっていることは、先行きの明るさ示すシグナルなのかもしれない。




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