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30日の東京市場 [東京市場]

30日の東京株式相場は急反発。

為替市場での円安進行に加え、米国景気や製造業の生産復旧への期待が追い風となり、電機や自動車などの輸出関連株、非鉄金属や化学、繊維など素材株中心に上げた。

主力拠点が一部操業の日立製作所は大幅高。

TOPIXの終値は前日比15.88ポイント(1.9%)高の866.09、日経平均株価は249.71円(2.6%)高の9708.79円でともにこの日の高値引け。

東証1部の売買高は概算で31億382万株、売買代金は同1兆8044億円。

値上がり銘柄数は1395、値下がりは210。

世界経済の回復傾向に伴い、欧米の中央銀行が景気刺激策を解除する時期が近づいているとの観測から、外国為替市場では円売りが加速した。

東京時間午後には、円が対ドルで一時83円01銭と11日以来の円安水準となり、午後の株価指数は一段高となった。

日本は巨大地震の突発的な影響を受けた半面、米国景気の回復は鮮明になりつつある。

一方、米原子力規制委員会(NRC)のボーチャード運営総局長は29日、福島第1原子力発電所の状況が「引き続き一段と安定化している」との認識を示した。

原発に対する不安がやや和らぎつつあることで、株式市場でも正常化を模索する動きとなっている。

その一つが、企業の生産能力の復旧期待だ。

主力拠点が一部操業再開の日立製作所は大幅高で、いわき工場が6月上旬にはフル操業に戻れる見通しの日産自動車も反発。

昨日午後に急伸したルネサスエレクトロニクス以後、そうした流れは強まっている。

東証1部業種別33指数では、非鉄や精密、電機、化学、輸送用機器、繊維など輸出や素材関連が値上がり上位を占めた。

一方で電気・ガス、銀行などは引き続き売りが優勢だった。





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