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1年4カ月ぶり安値 [為替情報]

20日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要通貨に対して1年4カ月ぶりの安値に下落。

企業決算を材料に株が上昇し、逃避先としてのドル需要が後退した。

ユーロは対ドルで1月以来最大の上昇率を記録した。

スペインの国債入札で需要が拡大し、欧州中央銀行(ECB)が追加利上げを実施するとの観測が強まった。

円は主要通貨の大半に対して下落。

東日本大震災の影響で日本の輸出が減少したのが嫌気された。

オーストラリア・ドルは対米ドルで過去最高値、カナダ・ドルも3年ぶり高値に上昇した。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指数は0.9%下げて74.342。

前日は75.029だった。

一時は74.272と、2009年12月以来の低水準まで落ち込んだ。

主要通貨のうち、スウェーデン・クローナがオーストラリア・ドルに次いで2番目に対ドルでの値上がりが大きかった。

スウェーデンの中銀が政策金利を0.25ポイント引き上げて1.75%に設定したのが買いを誘った。

クローナはこの日、対米ドルで最大1.8%上昇し、2008年8月以来の高値をつけた。

円は対ユーロで1.3%下げて、1ユーロ=119円90銭。

前日は118円39銭だった。

円は1ドル=82円56銭。

財務省が発表した3月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額は前年同月比2.2%減だった。

この結果、貿易黒字額(原数値)は1965億円の黒字となった。

前月は6533億円だった。

ユーロは対ドルで1.3%上昇して、1ユーロ=1.4523ドル。

前日は1.4335ドル。

一時は1.4548ドルと、2010年1月以来の高値に上げた。

スペイン政府によると、10年債24億9000万ユーロの平均落札利回りは5.472%。前回の3月17日の入札では5.162%だった。

8億8500万ユーロの13年債(2024年1月31日償還)の利回りは5.667%。

10年債の応札倍率は2.1倍と、前回の1.81倍を上回った。

13年債も2.27倍の需要があった。

この日の発行予定最高額は計35億ユーロだった。

ECBは今月7日、政策金利を0.25ポイント上げて1.25%に設定した。

オーストラリア・ドルは対米ドルで一時1.8%高と、変動相場制に移行した1983年以来の最高値を記録した。

輸出物価指数がエコノミスト予想を上回ったのが背景。

カナダ・ドルも最大0.7%上昇、2007年11月以来の高値を付けた。





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