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集中投資はリスクが大きい [豆知識]

株式投資に絶対ということがないことはご存知のことと思います。

株価は不特定多数の投資家によって形成されますから、自分では間違いないと思っても他の多くがそう考えなければ、思ったような動きにはなりません。

しかも株価を動かす要因も種々雑多であり、予期せざる材料で違った方向へ動くこともあります。

それだけに株式投資では分散投資が大切だと言われ、「すべての卵を一つの籠に入れるな」という格言もあるほどです。

特に小型株投資では、この点を重視しなければなりません。

小型株は値動きが激しいため、当れば大きい成果をもたらします。

当った時の成果の大きさを考えて、集中投資する欲望に駆られることもあるはずです。

しかし、値動きが激しいことは思惑が外れた時のリスクも大きいことを意味します。

この点を忘れてはならないのです。

小型株投資では集中投資することなく、数銘柄に分散するのがリスクを小さくするのに有効な投資法ですが、この場合も同じ性格の銘柄に分散したのでは集中投資したのと何ら変わりはありません。

例えば、全部をIT関連株に投資したのでは、同時に同じ方向に動きますからリスク分散にはならないためです。

IT関連、バイオ関連といったようにテーマごとに銘柄を選んで分散する投資法もあれば、成長株と循環株、個別の材料株といったジャンルから銘柄を選んで分散投資する方法もあります。

分散投資は性格の違う銘柄に分散して意味のあるものです。

これがリスクを小さくするのです。

分散投資するほどの資金がないと考えるなら、これも間違いです。

確かに株価が1万円もする銘柄を1000株ずつ3銘柄も買ったら3000万円必要です。

ところが、小型株の多くが売買単位を100株に引き下げてきています。

100株ずつでしたら300万円で済みます。

株価が3000円程度の銘柄を3銘柄、100株ずつでしたら100万円で済みます。

分散投資は決して高嶺の花ではないのです。

一つの銘柄で一喜一憂するより、3銘柄で動きを楽しむ方が小型株投資の醍醐味と考えて下さい。



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