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盆休み明け、徐々に動き [IPO情報]

お盆休みから明けた8月第4週の先週は、新規承認が2社と徐々に動きが出てきた。

居酒屋経営のエー・ピーカンパニーと、営業アウトソーシングや覆面調査のメディアフラッグ。

どちらもマザーズに上場する。

プロ向け市場でも久々に動きがあった。

ロンドン証券取引所との合弁を解消し、TOKYO AIMからTOKYO PRO MARKETに衣替えして以来、初めての上場が申請された。

産業廃棄物処理の新東京グループだ。

また、琉球新報が沖縄でレストランを経営する碧(へき)の上場方針を伝えた。

両社とも決算は黒字で、AIM時代に上場した2社とは業績面で一線を画す。

ただ、新東京グループは公募・売り出しを実施しないうえ、上場してからも市場特性から投資家層は限定されるため株式を取得するチャンスに乏しい。

半面、碧は今ならグリーンシートに登録されているため比較的取得しやすいが、反対にプロ市場に上場すれば売買しづらくなるという矛盾をはらむ。

既存株主はそれでいいのだろうか。

今週30日には日本航空の仮条件が決まる。

内外から視線を集めるが、投資家が具体的な行動を始めるのはこれからだ。

IPOは当面、この案件一色となるだろう。

1社だけで今の低迷した東証1部の売買代金と、同等の規模を吸い上げることになるだけに影響は多大だ。

しかし、それだけの規模の時価総額が市場に加わるということでもある。

政治問題化が最大の懸念材料だが、幸か不幸か領土問題のヒートアップで吹き飛んだ感もある。

再上場は公募割れしやすいというジンクスもあるが、航空業界は競争環境が厳しいだけに、価格面で投資に値するかどうか冷静に判断することが大前提となる。



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