SSブログ

9月上場案件が始動 [IPO情報]

9月に入り下旬に3社予定されているIPOが次々と具体的な動きに入った。

ブックビルディングに入っていたJALは7日金曜日で終了。

居酒屋「塚田農場」などのAPCが3日月曜日に仮条件が決まり、翌々日からブックビルに入った。

また、覆面調査などのメディアFは7日金曜日に仮条件を発表した。

APCの仮条件は想定価格を中心にし、メディアFはJAL同様に想定価格を上限にそれぞれ設定された。

JALの公開価格は今週早々にも決まる。

報道ではブックビル最終日まで2日を残した5日に「全株分の注文確保」と報じられた。

温度差はあるものの市場を戦々恐々とさせた巨大ファイナンスは、ブックビル前にも観測されたとおり何とか無事終えたとみられる。

ブック開始直後には下落が目立っていたANAの株価は5日を底に回復。

換金売りをひとまず終えたと推測できるような動きになったことも、この見方を裏付ける。

公開価格は今週早々に決まるが、大型ファイナンスだけに価格がすんなり仮条件上限で決まるとも限らない。

仮条件のどこで決まるかで、目先のセンチメントに影響しやすいだけに、関係者の注目が集まる。

そのほか、10月上場の案件として、5日にはツバキナカシマの東証上場が承認された。

かつて東証と大証の1部に上場していたが、MEBO(経営陣と従業員が参加する企業買収)で2007年5月に上場廃止。

JALに続いて再上場となり、同様に国内外で売り出す。

春先の報道では6月にも上場するとの観測だったが、4カ月遅れでようやく承認にこぎ着けた。

本則市場でのグローバルオファリング案件が続き始めており、IPOは秋から年末にかけて続きやすいと言われる、大型上場シーズンに入ったようだ。



nice!(26)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 26

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。