2社が好調発進 [IPO情報]
9月最終週となった先週はエー・ピーカンパニーとメディアフラッグが上場した。
公開規模に差はあるものの、前者は居酒屋ながら新進気鋭の人気店で業績に勢いがあること、後者は新奇性のある事業内容や大株主にビッグネームが並ぶことを材料にともに期待以上の初値を付けた。
足元では直近上場株が連日軒並み高となっており、「値動きが軽い銘柄」として短期資金の流入が続いている。
直近10社の初値騰落率の中央値は+44%となり、2009年11月以来2年10カ月ぶりの高水準にある。
一方、先々週の上場3日目にして公開価格を割り込んだJALの値動きも激しい。
先週前半は典型的なIPO型の見切り売りとなり大きく売られたものの、ANAと時価総額が同水準になった時点で急反発し、その後は戻りを試す展開が続く。
公開価格の奪回には至っていないものの、外資系証券動向でも空運業が再び現れ、海外投資家の積極姿勢が垣間見られる。
10月3日からはMSCIにも組み入れられるため、今週も荒い値動きが続きそうだ。
なお、先週は新規承認はなかったものの、取り消しが1件発生した。
ツバキ・ナカシマが仮条件発表日に売り出しを中止し、これを受けて東証が承認を取り消した。
同社は米カーライル・グループの案件だが、Avanstrateの2回の上場延期に続いてこれで3回連続。
「市況動向などを総合的に勘案」が公表された理由だが、今年世界2番目の規模だったJALでさえ成功した市況で総合的にも何もない。
単に彼らが売ろうとしていた値段が高すぎて、プレヒアリングでの投資家の反応が悪かっただけなことは容易に想像が付く。
カーライルは日本でも多くの案件を抱えるが、IPOでのイグジットが成功したのは2007年8月に再上場したキトーくらいなもの。
それも初値は大幅な公開価格割れであり、主幹事はプライシングに失敗して投資家の犠牲の上でのことだ。
案件企業の業績が大幅に好転すれば別だが、なかなか彼らが売却を希望する株価までに市況が回復するのは難しい。
公開規模に差はあるものの、前者は居酒屋ながら新進気鋭の人気店で業績に勢いがあること、後者は新奇性のある事業内容や大株主にビッグネームが並ぶことを材料にともに期待以上の初値を付けた。
足元では直近上場株が連日軒並み高となっており、「値動きが軽い銘柄」として短期資金の流入が続いている。
直近10社の初値騰落率の中央値は+44%となり、2009年11月以来2年10カ月ぶりの高水準にある。
一方、先々週の上場3日目にして公開価格を割り込んだJALの値動きも激しい。
先週前半は典型的なIPO型の見切り売りとなり大きく売られたものの、ANAと時価総額が同水準になった時点で急反発し、その後は戻りを試す展開が続く。
公開価格の奪回には至っていないものの、外資系証券動向でも空運業が再び現れ、海外投資家の積極姿勢が垣間見られる。
10月3日からはMSCIにも組み入れられるため、今週も荒い値動きが続きそうだ。
なお、先週は新規承認はなかったものの、取り消しが1件発生した。
ツバキ・ナカシマが仮条件発表日に売り出しを中止し、これを受けて東証が承認を取り消した。
同社は米カーライル・グループの案件だが、Avanstrateの2回の上場延期に続いてこれで3回連続。
「市況動向などを総合的に勘案」が公表された理由だが、今年世界2番目の規模だったJALでさえ成功した市況で総合的にも何もない。
単に彼らが売ろうとしていた値段が高すぎて、プレヒアリングでの投資家の反応が悪かっただけなことは容易に想像が付く。
カーライルは日本でも多くの案件を抱えるが、IPOでのイグジットが成功したのは2007年8月に再上場したキトーくらいなもの。
それも初値は大幅な公開価格割れであり、主幹事はプライシングに失敗して投資家の犠牲の上でのことだ。
案件企業の業績が大幅に好転すれば別だが、なかなか彼らが売却を希望する株価までに市況が回復するのは難しい。
エー・ピーカンパニー勢いありますよね~!!うちの居酒屋とは大違い~です~!(笑)
by macinu (2012-10-04 11:24)