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15日の東京市場 [東京市場]

15日の東京株式市場は、後場に入ってやや伸び悩んだものの、世界的な景気回復期待の高まりから主要国の株価が総じて上昇傾向にあることなどを受け、大幅反発。
日経平均株価は前日終値比178.44円高の1万0238.65円、TOPIXは同9.77ポイント高の904.11。

東証1部の出来高は概算で19億9847万株、売買代金は1兆3743億円。
どちらも活況の基準とされる出来高20億株、売買代金2兆円の大台には届かなかった。

今日の前場は、前日の米国市場でNYダウ工業30種平均など主要指標が軒並み年初来高値を更新したことなどを受け、前日終値比134円高でスタート。
その後も主力株を中心に買い戻しの動きが入り、同212円高の高値引けとなった。

日本時間の10時30分に始まったアジア市場も総じて高値更新と好調に推移した。
ただ、注目された昼のバスケット取引は78億9600万円の成立で、売り決め優勢と伝えられた。  

こうした流れを受け、東京市場後場は同180円高で寄り付いた後は、ジリジリと値を下げる展開に。
その背景には、まず為替が依然として、主要企業の想定レートよりも円高で推移しているために、企業業績の先行きに明るさが見えないことがある。

また、発足から1カ月が経過した鳩山政権の政策効果が表れるには、まだ時間を要すとの見方も強い。
高値更新のきっかけがつかみづらく、買い戻しの動きが一巡した後は、利益確定売りに押される格好となったもようだ。


東証33業種のうち、値上がりしたのは鉱業、鉄鋼、卸売など28業種、値下がりしたのは空運、その他金融、証券など5業種。

個別銘柄では、プロジェクター用照明大手のヘリオステクノHDが値上がり率のトップ。
経営統合によってTOPIXにおける同社株のウエートが上昇する泉州池田HD、証券会社がフェアバリューを引き上げたあみやき亭などが値上がり率の上位に入った。

一方、減資などによる株主価値の希薄化懸念が報道された日本航空が値下がり率のトップ。
今10年3月期の業績予想を下方修正した東京精密などが、これに続いた。  

今日の日経平均終値が1万0238円となったことで25日移動平均線は上昇に転じることから、市場では高値更新の期待も高まっている。


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