29日の東京市場 [東京市場]
29日の東京株式相場は4営業日ぶりに小幅反落。
3月決算企業の期末配当落ち日を迎え、配当取得の権利を得た投資家の売りが出やすく、高配当銘柄が多い医薬品や電力株が安くなった。
日経平均株価が先週末に昨年来高値を更新し、短期的な過熱感が全般的な買い手控えにつながった。
一方、米国景気の回復基調が確認されて全般的に売り圧力が弱いなか、為替のドル円相場が午前の途中からやや円安方向に動いたほか、中国株の堅調も市場心理を上向かせた。
鉄鋼や海運株が高く、電機や機械といった輸出関連業種の一部も上昇し、相場を下支えした。
日経平均株価の終値は前週末比9.90円(0.1%)安の1万0986.47円、TOPIXは同0.59ポイント(0.1%)安の966.13。
両指数ともこの日の高値圏で取引を終えた。
東証1部業種別33指数では、水産・農林、医薬品、パルプ・紙、電気・ガス、その他製品、食料品が下落。
高配当銘柄として知られる武田薬品工業や東京電力、NTTドコモが安い。
任天堂やみずほフィナンシャルグループなど直近1カ月間の上昇が目立っていた銘柄も下げた。
2010-03-29 16:10
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