日本株週間展望 [株式展望]
5月第4週(24-28日)の日本株相場は、自律反発する見込み。
欧州債務危機への懸念から一時的に下値を試す動きが予想されるものの、株価下落が急ピッチなことで短期的な売られ過ぎや株価の割高感解消から徐々に見直し買いが入りそう。
直近で下げが大きかった金融や輸出関連株などの反発が予想される。
第3週の日経平均株価はその前の週に比べ、6.5%(677円)安の9784円で終了、昨年12月2日以来、5カ月半ぶりの安値に落ち込んだ。
週間では昨年1月第2週(6.9%)以来の下落率を記録した。
株価の下落ピッチの速さから、テクニカル面では下げ過ぎシグナルも出ている。
東海東京調査センターによれば、米ニューヨーク株式市場の上昇銘柄数と下落銘柄数の割合を示す騰落レシオは20日に75.6%まで低下し、米国株が歴史的安値を付けた昨年3月時点の64%に接近した。
米ダウは4月高値から1カ月間で10%下げた。
日本株も、東証1部の騰落レシオが21日に69%と、5カ月半ぶりの低水準になった。
4月27日まで30倍台で推移していた東証1部のPER(株価収益率)は、18倍に低下。
東証33業種で月初来下落率の上位は、その他金融、海運、精密機器、不動産、証券・商品先物取引、電気機器、その他製品、機械など。
市場が落ち着きを取り戻せば、これら業種には見直し買いが入りやすいとみられる。
※相場に影響を与え得る日程
米国では
・24日 4月の中古住宅販売
・25日 5月の消費者信頼感指数や3月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
・26日 4月耐久財受注
国内では
・28日 4月の消費者物価指数、完全失業率、家計調査など
2010-05-22 06:43
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0