8日の東京市場 [東京市場]
8日の日本株相場は、日経平均株価が小幅反発。
前日進んだ急激な円高の動きが一服し、業績懸念の後退でファナックやTDK、いすゞ自動車など輸出関連株の一角が上昇。
携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」の新機種が発表され、日本での取り扱い業者であるソフトバンクを中心に情報・通信株も高い。
日経平均株価の終値は、前日比17.14円(0.2%)高の9537.94円。
一方、TOPIXは同0.88ポイント(0.1%)安の858.33と小幅続落。
東証1部33業種は、情報・通信や電機、電気・ガス、小売、機械など13業種が上昇、銀行や保険、陸運、鉄鋼など20業種が安い。
東証1部の売買代金は1兆2680億円と、前日までの過去1年間の平均1兆4348億円を下回った。
騰落状況も、値上がり銘柄数が769、値下がりが748ときっ抗。
TOPIXニューシリーズインデックスを見ても、時価総額と流動性上位30銘柄で構成されるコア30指数が下げ、日本株自体を買い上げる動きに乏しかったことをうかがわせた。
業種別では、BHPビリトンとリオ・ティントが、鉄鉱石の23%値上げを日本の鉄鋼会社に通告した、と8日付の日本経済新聞朝刊が報じ、採算悪化懸念から新日本製鉄、JFEホールディングスなど鉄鋼株が下落。
欧州債務危機による金融市場の混乱が根強く懸念され、証券や保険、銀行など金融株は終日軟調だった。
2010-06-08 16:14
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