15日の東京市場 [東京市場]
15日の東京株式相場は小幅に4日続伸。
ギリシャ国債の信用格付け引き下げを受けても、為替相場は急激な円高とならず、業績に対する過度の警戒感が後退した。
株価の割安さが見直され、日産自動車など自動車株が上昇。
任天堂などその他製品株も高い。
クレディ・スイス証券が投資判断を引き上げた野村ホールディングスを中心に、証券株も買われた。
日経平均株価の終値は前日比8.04円(0.1%)高の9887.89円、TOPIXは0.27ポイント(0.03%)高の878.83。
TOPIXの4日続伸は3月3日以来3カ月ぶりで、2010年度相場では初めて。
東証1部の値上がり銘柄数は681、値下がりは799。
東証1部の売買高は概算で15億4177万株、売買代金は同1兆675億円。
売買代金は2営業日ぶりに大台を回復したが、過去半年間の1日当たり平均を2割強下回る。
TOPIXの上昇寄与度首位に輸送用機器が入った。
日産自動車が大幅高となったのをはじめ、トヨタ自動車、ホンダ、デンソーなども上昇。
シティグループ証券は日産自について、今期赤字転落の可能性は考えにくいことからPBR(株価純資産倍率)1倍割れは割安として、判断買いを強調した。
また、証券・商品先物取引株も終日高く、東証1部の業種別上昇率2位で株価指数を押し上げた。
クレディ・スイス証券は、野村ホールディングスや大和証券グループ本社、みずほ証券の投資判断を「アウトパフォーム」へ引き上げた。
野村HLDは株価下落で各種懸念材料は織り込んだとしているほか、大和証はPBR(株価純資産倍率)の割安感などを評価する。
半面、機械や精密機器など輸出関連業種の一角が下落。
商社や海運、鉄鋼など海外景気動向の影響を受けやすい業種も軟調で、株価指数の上値は限定的だった。
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2010-06-15 16:22
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