SSブログ

今週の為替相場展望 [為替情報]

今週の為替相場は、ドル全面安の持続性と、クロス円での円安がどこまでドル/円でのドル安・円高を抑制できるかを見極める展開となる。

前週はドル全面安が加速。

米FOMCで11月にかけての追加緩和が示唆されたことや、米国債金利の低下(債券価格は上昇)、世界減速不安の一服と米国の緩和期待による世界的なリスク選好(ドル調達キャリー取引など)、11月の米中間選挙を控えた米国の政治的な中国人民元切り上げ圧力と中国による実際の元高・ドル安誘導などがドル安を加速させた。

一方で対ドルで欧州通貨や資源国通貨が上昇。

クロス円でもこうした外貨が下支えされ、円全面高は抑制された。

日本の当局による介入警戒感もあり、他通貨に比べると対ドルでの円高も制御されている。

今週は日本の9月中間期末、海外の7-9月期末にあたるだけに、日本企業の決算対策による円転(ドル売りやユーロ売り)のピークと一段落(円買い減退)、海外勢の期末ポジション調整によるドル買い戻しなどが波乱要因となる。

同時に日本の当局が期末対策として、円高・株安の阻止策を強化する可能性も消えていない。

引き続き政策対応として、9月期末の1ドル=85円、日経平均の9500円といった節目の維持策が注目されよう。

30日発表の外国為替平衡操作[為替介入]実施状況で想定外の介入額、回数が明らかになれば、円安波乱の余地も秘めている。


以下のFX会社のチャートでは、FX界で有名なマーフィー氏(柾木 利彦)考案の スパンモデル® と スーパーボリンジャー® が標準搭載されています。

・マネーパートナーズ

・FXプライム 注目イベントは米国の各種指標。 引き続き低迷が目立つものの、最近は悪い数字が追加緩和期待に作用し、株高・ドル安を後押ししている。 今週は米国の株高に対する過熱調整が警戒される反面、懸念ほど指標が悪くなければ株高・ドル高の反応を呼ぶ可能性もある。 同時にユーロは財政金融不安を無視して上昇してきた。 高値警戒感の高まる金相場と合わせて、7-9月期末のポジション手仕舞いなどを材料に調整下落するリスクもくすぶる。 その場合はユーロ/円主導で思わぬ円高を招きかねない。 日本では29日の日銀短観に注目が集まる。 円高でも底堅さを示すと、介入警戒感の後退から円高が加速へ。 一方で製造業の想定為替レートが現状の84-85円から円安・ドル高水準にとどまり、円高対応の遅れが確認されると、介入継続と日銀の追加緩和観測を後押しする。 日銀については、10月4-5日の政策決定会合での追加緩和の可能性が浮上してきた。 同時期にかけては「追加緩和催促の円高仕掛け」と「サプライズ緩和の場合の円全面安」が波乱要因として警戒されそうだ。 経済指標・イベント解説(時間は全て日本時間。予定・未定を含む) <27日・月> 08:50 日8月貿易統計[通関統計] (円高や世界減速懸念で黒字減なら円高圧力後退。黒字高止まりなら円高継続) 14:30 白川日銀総裁、大阪市の経済団体との懇談会で講演 16:45 白川日銀総裁、大阪市で記者会見 (前週末には辞任の噂。従来通りの発言なら失望円高、大胆な追加緩和を示唆なら円安) 16:00 トリシェECB総裁、フランクフルトで講演 22:00 トリシェECB総裁、ブリュッセルで講演 (根強い財政金融不安への言及焦点。ユーロ高牽制や日本の介入批判ならサプライズ) 18:45 ノボトニー・オーストリア中央銀行総裁、ウィーンで講演 (最近は追加利上げの示唆が豪ドル高材料となる。通貨高牽制なら豪ドル安波乱) <28日・火> 17:30 英4-6月期国内総生産[確報] (底堅さを確認も。24日には一部の英中銀委員から早期利上げの支持発言) 22:00 米7月S&Pケースシラー住宅価格指数 (7月は住宅市場が低迷。やや古い統計でもあり、一定の悪化は織り込まれる) 23:00 米9月消費者信頼感指数 (根強い雇用不安や政権不信が低迷のリスク。株高や金利低下などが下支え要因) <29日・水> 08:50 日9月企業短期経済観測調査[日銀短観] (円高でも底堅さを示すと介入警戒後退。想定レートが実勢から乖離なら追加緩和を後押し) 17:30 英8月住宅証券融資残高、英8月住宅ローン承認件数 (緩やかな融資改善が確認されると追加緩和の観測後退。ポンド高を支援) 18:00 ユーロ圏9月消費者信頼感、鉱工業信頼感、サービス業信頼感 (9月はPMI指数が悪化もドイツのIFO指数は改善。底堅さが持続も) 19:00 欧州委員会、財政規律違反国に対する制裁案を提出 (アイルランドなどの財政不安はユーロ安の潜在リスクに) 23:15 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁、ロンドンで講演 25:30 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁、ニュージャージーで講演 26:15 ローゼングレン・ボストン連銀総裁、ニューヨークで講演 (いずれも景気慎重論の度合いと追加緩和へのスタンスが焦点に) <30日・木> 08:50 日8月鉱工業生産[速報] (踊り場の確認が株安・円高要因に。一定の減速は織り込み) 10:30 豪8月住宅建設許可件数、豪8月民間部門信用 (豪州の内需は底堅さ、回復ペースが鈍化なら調整の豪ドル安に) 16:55 独9月雇用統計 (9月の独IFO景況指数は改善。雇用も底堅さ) 19:00 日9月外国為替平衡操作[為替介入]実施状況 (想定外の介入額と介入回数が確認されると円安波乱のサプライズ) 21:30 米4-6月期国内総生産[確報] (下方修正のリスクが消えず) 21:30 米新規失業保険申請件数 (前週の悪化の反動改善が焦点に) <1日・金> 08:30 日8月完全失業率、全世帯家計調査、全国消費者物価指数 (低迷持続なら10月4-5日の日銀政策会合に向けて追加緩和の圧力) 10:00 中国9月製造業PMI (過度な減速懸念は一服。米減速の波及や人民元切り上げなどの影響が波乱) 17:30 英9月CIPS製造業PMI (9月はドイツのIFO指数が改善。英国でも底堅さが持続も) 21:30 米8月個人所得/個人支出 (小売の既存店売上高などは健闘。賃金指標も緩やかな改善) 21:30 米8月PCEデフレーター (物価の低迷が米国のデフレ懸念を後押し。米国債金利の低下とドル安要因に) 23:00 米9月ISM製造業景況指数 (減速懸念が根強い。株高、ドル安、金利低下、欧州不安一服などが上振れサプライズの材料に) 以下のFX会社のチャートでは、FX界で有名なマーフィー氏(柾木 利彦)考案の スパンモデル® と スーパーボリンジャー® が標準搭載されています。 ・マネーパートナーズ ・FXプライム
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

日本株週間展望27日の東京市場 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。