今年のIPO勝率 [IPO情報]
12月に入りIPO株の一進一退が続いている。
公開価格を上回る株と割り込む株が交互で登場している。
先週は大塚ホールディングスにテロプローブの2社が上場したが、大塚株の上昇スタートに対し、テラプロ株は公開価格割れした。
今年のIPOの初値が公開価格を上回るか下回るかの「勝敗」の推移は、3月にいったん「負け越し」となる場面があったものの、6月まで「勝ち越し」が続いていた。
しかし、7月以降は初値が振るわず、12月前まで上昇した銘柄はゼロに陥った。
そして、1日に上場した2銘柄のうち、1stホールディングスが公開価格を割り込んだことで、勝ち負けは引き分けを挟んで同数、「勝率」は5割に下落した。
その後は順にポーラ・オルビスホールディングスが「負け」、大塚HD「勝ち」、テラプローブ「負け」となった。
今週の日本メディカルネットコミュニケーションズ(JMNC)の上場で、今年のIPOは最後になる。
ここ10年の記録を見ると、年内ラストに上場する銘柄は、3銘柄が同日上場した2006年を除き、公開価格割れでスタートしたことがない。
ここまでの「勝敗数」は9勝9敗3引き分け。
仮に公開価格割れでのスタートなれば、リーマンショックのあった2008年以来、2年ぶりの年間での負け越しになる。
相場全体は安定しているものの、IPO市場の厳しさは昨年以上に深刻だ。
2010-12-20 08:00
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