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26日の東京市場 [東京市場]

26日の日本株相場は3営業日ぶりに反落。

原油や金、銅など海外商品相場の下落傾向を受け、在庫評価益の減少観測などから鉱業や石油・石炭製品、卸売など資源関連株が下げた。

上昇相場をけん引してきた銀行や証券など金融株も安い。

敗血症治療薬の承認申請を見送ったエーザイを中心に、医薬品株も売られた。

TOPIXの終値は前日比6.64ポイント(0.7%)安の922.64。

日経平均株価は同62.52円(0.6%)安の10401.90円。

東証1部33業種は27業種が下落、6業種が上昇。

東証1部の騰落銘柄状況は、値下がり1076と、値上がりの452を大きく上回った。

売買代金は1兆2334億円と、前日の1兆4614億円から16%減少。

前週後半の大幅安から今週は戻りを試していたが、今日は終日売り優勢の展開。

前週後半の下落分を埋め切れず、日経平均は日経225オプション1月限の特別清算値(SQ)10470円に頭を押さえられた格好だ。

世界的な景気改善への期待はあるが、新興国の利上げ懸念を背景に、投資資金は変調の兆しを見せており、海外商品相場は下落基調。

高値圏にある日本株にとっては、決算を控えて関連銘柄の売りを出しやすいタイミングとなった。





日本株の上昇相場が始まった11月2日から前日までの東証1部33業種の上昇率は、1位証券(28%高)、2位その他金融(27%)、3位鉱業(25%)、4位石油・石炭(24%)、5位銀行(23%)で、同期間のTOPIXの上昇率は16%。

今日はこうした業種群の下げが目立ち、東証1部33業種の下落率上位は鉱業や卸売、また下落率1位は資源運搬と密接な海運株。

個別では、重症敗血症治療剤の第3相臨床試験の予備的解析結果を受け、予定していた米国、欧州、日本の各当局に対する承認申請を11年3月末まで実施しないと前日発表したエーザイが急落。

アナリストの格下げが相次ぎ、東証1部の売買代金1位だった。

競争激化などで主力の液晶パネル製造装置が停滞し、10年4-12月の連結営業損益は17億円の赤字となった芝浦メカトロニクスが3日ぶりに大幅反落。

また、国内外のエアコンの販売は拡大しているが、11年3月期業績予想の増額修正を見送った富士通ゼネラル、11年3月期の業績計画がアナリスト予想を下回ったKOAはいずれも3日ぶりに反落した。

半面、上昇業種はゴム製品や水産・農林、空運など。水産物の販売価格上昇などで、4-12月の連結営業利益は前年同期比約5割増だったもよう、と26日付の日本経済新聞朝刊が報じたマルハニチロホールディングスが大幅続伸。

車両用電池が伸長、携帯電話基地局向けの産業用電池なども好調で、10年4-12月の連結営業利益は前年同期比39%増だった新神戸電機が3連騰。

鉄道ホームドアの設置観測が広がり、京三製作所は急伸した。





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