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27日の東京市場 [東京市場]

27日の日本株相場は反発。

米金融政策当局による緩和姿勢の継続を受け、米国景気の先行きに対し楽観的な見方が広がった。

電機や輸送用機器、機械など輸出関連株が上昇。

海外商品市況の反発を好感し、鉱業や卸売など資源関連、鉄鋼など素材関連も高い。

国内企業の決算発表が本格化し、増益のファナックは発表後に一段高となり、52週高値を更新した。

TOPIXの終値は前日比7.02ポイント(0.8%)高の929.66。

日経平均株価は同76.76円(0.7%)高の10478.66円。

東証1部33業種は27業種が上昇、6業種が下落。

東証1部の売買代金は1兆4659億円と、前日比で19%増えた。

今日の日本株は朝方から買いが先行、新興国の利上げ懸念による前週後半の大幅安を取り戻す動きとなった。

東証1部の値上がり銘柄は1053と、値下がりの463を上回った。

米国の景気期待や株高、商品市況高の動きを好感し、東証33業種の値上がり率上位には鉱業や機械、鉄鋼、輸送用機器、ガラス・土石製品など輸出、資源、素材関連が並んだ。

鉄鋼株には、車用鋼板の海外生産を倍増させ、現地生産で世界的に拡大する環境車需要を取り込む、と27日付の日本経済新聞で報じられた新日本製鉄など大手メーカーに材料があった。

個別では、中国などアジア市場向けが好調で、10年4-12月期の連結営業利益が前年同期比5.1倍となったと午後1時に発表したファナックが大幅続伸し、07年7月以来の高値を更新した。

システムインテグレーション事業の利益率改善などで、4-12月の連結営業利益が前年同期比5.5%増となったシンプレクス・ホールディングス、中国最大のインターネットサービス企業と業務提携するグリーが大幅高。

また、新興国のデジタル家電の需要増などを受け、10年4-12月の連結営業利益が前年同期比28%増となった日立化成工業のほか、プラント事業の利益率向上などで、11年3月期の営業利益が上振れるもようと27日付日経新聞で伝えられた三菱重工業も高い。

半面、下落業種はパルプ・紙や海運、医薬品など。

個別では、通信・情報システム分野での投資抑制などの影響で、11年3月期の連結営業損益予想を従来の75億円の黒字から45億円の黒字に下方修正した日立国際電気が急落。

一部不採算案件の影響から、11年3月期の業績予想を減額したアルファシステムズも4日ぶりに大幅反落した。

また、りそなホールディングスが公募価格440円下回る下落となり、取引時間中の上場来安値を更新した。

りそなHDは、前日に公募一般募集が締め切られ、31日に払込期日を控える。





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