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8日の東京市場 [東京市場]

8日の東京株式相場は続伸。

東京電力の管内で行ってきた「計画停電」について、日本政府が今夏の実施を回避する方針を示し、電力不足による経済への打撃に対する警戒が薄れた。

金融や小売、不動産など内需関連株中心に上昇。

また、上昇ピッチが加速した午後の取引では、日本銀行による株価指数連動型上場投資信託(ETF)の買い観測も出ていた。

TOPIXの終値は前日比12.03ポイント(1.4%)高の853.13、日経平均株価は同177.15円(1.9%)高の9768.08円。

両指数とも下げて始まった後、午前後半から午後にかけて持ち直した。

東証1部の売買高は概算で27億9234万株、売買代金は1兆8155億円。

値上がり銘柄数が1357、値下がり224。

業種別33指数は31業種が上昇、空運と鉱業の2業種が安い。

国内新興市場は、ジャスダック指数が前日比0.4%高の50.56と小幅に2日続伸、東証マザーズ指数は同1.2%高の436.46と6営業日ぶり反発した。

福島第1原子力発電所の事故を受けて東電が行ってきた「計画停電」について、日本政府は8日、今夏の実施を回避する施策を打ち出した。

企業・個人に節電を呼び掛けると同時に東電に供給増加を求め、需給両面で電力不足を解消させる。

東電もこの日、計画停電について夏季を含め、今後原則実施しないことを目指すと発表した。

東電株は、小安く始まった後に徐々に出直り基調を強め、結局ストップ高で終了。





ファーストリテイリングが7.3%高と急反発し、日経平均のプラス寄与度1位。

同銘柄だけで日経平均を32円押し上げた。

震災の影響は軽微とし、2011年8月期の連結純利益予想を18%上方修正したほか、年間配当予想も170円から180円に増額。

ゴールドマン・サックス証券やクレディ・スイス証券などが目標株価を引き上げたことも買い材料視された。

小売株では、今期営業増益計画を示したセブン&アイ・ホールディングスも高い。

このほか、東証1部33業種指数の上昇率上位にはその他金融、銀行、不動産、電気・ガス、証券・商品先物取引が入り、内需関連業種が相対的に強かった。

また外国為替市場では、欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が7日の政策金利引き上げ後、「これが一連の利上げの第1回だと決めたわけではない」と述べたことがユーロの売り材料となり、この日朝方の東京外国為替市場では1ユーロ=121円台半ばまで円高方向に動いた。

しかし、午前10時ごろから急速に再度円安方向に傾いたため、朝方安かったファナックや京セラ、TDKが上昇転換するなど、輸出関連全般に持ち直す銘柄が目立った。

日本株指数連動ETFの代表銘柄の1つである日経225連動型上場投信の取引状況を見ると、午後1時すぎから1000口単位のまとまった売買が散見された。

日銀のウェブサイトによると、昨年10月に創設された資産買い取り基金を通じ、日銀が直近でETFを買い取ったのは今月5日(184 億円)。

同日の日経平均は日中に、下げ幅が150円を超える場面があった。

一方、この日の取引開始時は株価指数オプション4月限の特別清算値(SQ)算出で、日経225型SQは9612.51円と、7日の日経平均終値9590.93円を21.58円上回った。

SMBC日興証券や丸三証券など複数の証券会社の調べによる。





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コメント 1

uryyyyyy

mydreamtodayさん、こんばんは。

東電株の行き先はどうなるのでしょうね。
東京都も持っていて、かなりの損なんて話もネットで見ました。
これって結局国民の資産ですよね。

お祝いのコメントありがとうございました。
by uryyyyyy (2011-04-08 23:17) 

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