ドル指数が3年ぶり低水準

28日のニューヨーク外国為替市場では、主要通貨に対するドルの価値を示すドル指数が3年ぶりの低水準をつけた。

米連邦準備理事会（FRB）が金利を低水準に維持する姿勢を崩していない上に、予想よりも軟調な米経済指標受けて弱気ムードが高まった。

第1・四半期の米国内総生産（GDP）速報値は予想を下回る伸びにとどまったほか、新規失業保険週間申請件数は予想外に増加した。

主要6通貨に対するICEフューチャーズUS（旧NY商品取引所）ドル指数DXYは一時72．871まで下落し3年ぶりの低水準をつけた。

終盤時点では、0.5％下落の73．121となった。

ユーロ／ドルEUR=は0.3％高の1.4819ドル。1.4850ドル付近の抵抗線を上抜け、2009年12月上旬以来の高値をつけた。

ドルは対円JPY=で0.8％安の81.51円。

ユーロ／円EURJPY=は0.5％安の120.81円となった。

豪ドルは対米ドルAUD=D4で一時1.0948米ドルをつけ、1983年12月の変動相場制移行後の高値を更新した。

終盤時点では0.5％高の1.0924米ドル。

ポンドも対ドルで上昇し1年5ヶ月ぶり高値をつけた。

終盤では0.1％高の1.6637ドル。

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