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買い物減少と売り物増加の波 [IPO情報]

先週は3銘柄がIPOした。

結果は前評判通りディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)が3割近く上昇して始まった一方、ハウスコムとイートアンドは公開価格割れと厳しい結果に。

9日に上場したクロタニコーポレーションと合わせ、今月は1勝3敗という結果だ。

今週は2銘柄を予定しているため、既に勝ち越しはなくなった。

DMPも上場2日目には初値を大きく割り込んだ。

公開価格よりは上回っているが、投資家心理を悪化させている。

ハウスコムにしても主幹事証券のアナリストからは、今期会社予想下振れの予想が出された。

久々の外食企業として上場したイートアンドは、買い手不在となり、上場初日にしてシンジケートカバー取引の枠も使い果たしたようだ。

3月時点でのIPOは公募割れ銘柄がありながらも、無難に消化できたが、今月の資金流入量を見ると再び細り始めている。

一方、ブックビルディングには短期売却目的の投資家が戻っていたようだ。

朝方に公開価格以下で出される売り注文の公開株数に対する割合は3月は2割を切る銘柄が多かったが、今月は逆に超えるものが多く、しかも上昇傾向にある。

3月のIPOをそこそこ無難にこなせたことや、相場が底堅い展開を見せていることが要因と考えられるが、買い物の減少の波と売り物増加の波がちょうど重なり合ってしまう形となり、ダメージが大きく表れたといえる。

この結果を受けてこれから実施されるブックビルディングは、再び短期売却狙いの投資家は減少するとみられる。

しかし、今週上場する2銘柄は既にブックを終えており、市況が悪化する中で結果が心配される。





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