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1日の東京市場 [東京市場]

1日の東京株式相場は4連騰。

米シカゴ製造業指数が市場予想に反し改善を見せ、米国景気減速への警戒感が和らいだ。

ギリシャのデフォルト(債務不履行)回避に向けた取り組みの進展も支援し、ファナックやトヨタ自動車など輸出関連株、三菱UFJフィナンシャル・グループ、第一生命保険など金融株中心に高い。

TOPIXの終値は前日比4.64ポイント(0.6%)高の853.86、日経平均株価は同51.98円(0.5%)高の9868.07円。

日経平均は、投資家の長期売買コストを示す200日移動平均線(9867円)をわずかに上回って終えた。

東証1部の売買高は概算で16億7531万株、売買代金は1兆1699億円。

値上がり銘柄数は884、値下がり615。

東証33業種は電機や銀行、輸送用機器、卸売、保険、精密機器など上昇24、下落は医薬品、鉄鋼など9業種。

国内新興市場は、ジャスダック指数が前日比0.5%安の51.85と小幅に3営業日ぶり反落。

東証マザーズ指数は同0.4%安の453.40と続落した。

シカゴ購買部協会が6月30日に発表した6月のシカゴ地区の製造業景況指数は61.1と、前月の56.6から上昇した。

エコノミスト予想の中央値は54への低下だった。

また欧州では、ギリシャ議会が30日、前日に可決した財政緊縮策を実施に移す法案を承認。

パパンドレウ首相は増税や資産売却などを盛り込んだ780億ユーロ(約9兆1000億円)規模の財政健全化策の実行が可能になり、欧州連合(EU)からの支援が継続されることになる。

欧米での好材料を背景に、30日の米ダウ工業株30種平均は4日続伸。

日本株市場もこの流れを引き継ぎ、自動車や電機、ゴム製品、精密機器など海外情勢に敏感な輸出関連株が上昇。

業種別指数ではその他金融、保険、銀行など金融株の上げも目立った。

日経平均は朝方、5月11日以来となる9900円台まで上昇。

ただその後は、日本時間今夜に米国で発表されるISM製造業景況感指数の中身を見極めたいとの姿勢や、一部テクニカル指標からみた相場の短期過熱感から伸び悩み。

中国の6月の製造業購買担当者指数(PMI)が3カ月連続で悪化したこともマイナス要因となった。

一方、午前8時50分に発表された日本銀行の企業短期経済観測調査(短観、6月調査)では、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がマイナス9(前回はプラス6)と、事前予想中央値(マイナス7)以上に悪化した。

ただ、3カ月先の見通しはプラス2と、予想中央値に一致したこともあり、相場への影響は限定的だった。

個別では、ファナックが約11年半ぶりの高値を回復。

野村証券の斎藤 克史アナリストは6月30日付のリポートで、同社の1-3月連結受注高が1340億円と前年同期14%増となり、ピーク更新が続いたと指摘。

1-3月の受注水準を踏まえると、2012年3月期上期の会社売上高計画2373億円は「達成可能と考える」とした。

ファナック1銘柄で、日経平均を29円押し上げた。

半面、大幅な減配方針を発表した日本オラクルが制限値幅いっぱいのストップ安。

震災や電力の供給不安などで一部店舗が休業や営業時間を短縮した影響で、3-5月の連結営業利益が前年同期比5.9%減となったしまむらも下げた。





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ケイ

今日から7月ですね。☆
by ケイ (2011-07-01 19:34) 

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