SSブログ

得意銘柄を作ることも成果を挙げる手段 [投資の心得]

ゴルフではプロなら別ですが、素人の場合はフェアウエーウッドなら自信があるとか、寄せが得意だとか、3メートル以内のパットなら高い確率でカップインできるといったように、得意なクラブや得意技がある人はスコアがまとまると言われます。

得意なクラブや得意技を身につけていれば、ミスをしてもカバーすることができるためです。

この得意なクラブや得意技が多ければ多いほど、シングルプレーヤーに近付くことになります。

これには当然のことながら、普段の練習や研究心が欠かせません。

これは株式投資でも通用することです。

株式投資に当てはめて考えれば、得意なクラブは得意な銘柄ということになります。

また、得意技は売買のテクニックということになります。

ただ、売買テクニックは投資のプロといえども身につけるのには簡単なことではありませんから、ここでは捨象して考えた方が良いでしょう。

ただ、得意銘柄を作ることは努力次第です。

得意銘柄とは、その銘柄の株価の癖や会社の内容を自分なりの尺度で熟知することで、どのタイミングで購入して、どのタイミングで売るかということをある程度読み取れる銘柄ということになります。

得意銘柄を作るには、自分が興味を持っていたり、将来性が高いと思えるような銘柄を数銘柄選んで、これに直ちに投資するというのではなく、まず会社の実態を徹底的に調べ、会社のことならほとんどのことが分かるという状況にまでしておく、そのうえである程度の期間をかけて好悪材料や投資尺度と株価の関係を徹底的にフォローすることが必要です。

そうしますと、例えばPERが何倍になると株価はほぼ底値、何倍になるとピークをつけて反落するといった習性や、材料の株価への反応の仕方もわかってきます。

そうなれば売買のタイミングもある程度は自分なりの判断の目途がつくことになります。

したがって無手勝流で単なる情報や人気だけで飛びつくのとは、成功の確率はかなり違ってくるかもしれません。

成果に結びつかなかったとしても自分なりに納得できる投資行動となるでしょう。

面白いもので株価の習性は銘柄ごとに違っています。

これを知っていると知らないでは投資成果に大きな違いがでてきます。

業種を変えて10銘柄程度、得意な銘柄を作っておくことによって、その時の相場の性格や流れに対応して投資銘柄が選択でき、また自分なりの売買のタイミングを捉えて成果を挙げる確率も高くなるかもしれません。

ベテラン投資家のなかには同じ銘柄だけをタイミングをみながら売買を繰り返して成果を挙げている人もいます。

この銘柄なら株価の動きが読み取れるといった自分なりの得意銘柄を作るには、ゴルフと同様に研究心と日常のフォローという努力が必要です。

この努力がリスクを小さくし、場当たり的に銘柄を選ぶことより成果を高めることにつながる可能性が高いと考えてください。


nice!(18)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 18

コメント 1

株の銘柄

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
by 株の銘柄 (2012-01-08 14:24) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。