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ニューヨーク外為市場 [為替情報]

ニューヨーク外国為替市場ではユーロが下落。

欧州議会で証言したドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が、債務危機に起因するユーロ圏経済へのリスクを強調する一方、ECBの国債買い入れ拡大期待には水を差す発言をしたため、2日間にわたる上昇が失速した。

終盤の取引でユーロ/ドルは電子取引システムEBSで0.3%安の1.29980ドル。

前週つけた11カ月ぶりユーロ安水準にあと約1セントという水準。

EBSでは一時、1.29830ドルまで下げた。

ドル/円=は0.3%高の78.038円。

ドラギECB総裁は、欧州議会で、2012年のユーロ圏の状況について、銀行にとって厳しい年になり、域内の経済活動は緩慢なペースにとどまるとの見方を示した。

ECBの周辺国債券買い入れは一時的な措置であって「恒久的なものでない」と説明。

買い入れ拡大を期待していた投資家を失望させた。

ユーロ圏の財務相は19日、電話会議を開催。

終了後に声明を発表し、相対融資の形で国際通貨基金(IMF)に総額1500億ユーロを拠出することで合意したと表明したが、ユーロを買う動きにはつながらなかった。

トレーダーによると、市場は2000億ユーロ拠出を予想していたため、合意は若干失望を誘ったという。

前週末のフィッチ・レーティングスによるユーロ圏格付けへの警告も重しになった。

フィッチは16日、スペインとイタリアを含むユーロ加盟6カ国の格付けをレーティング・ウォッチ・ネガティブ(RWN)に指定し、フランスの格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げた。

豪ドルやニュージーランドドルは、金総書記死去を受けた米ドル買いに圧迫され、ともに対米ドルで0.8%下落した。



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