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年末最後のアノマリーは見られるか [IPO情報]

先週は3社が上場した。

注目されたネクソンは公開価格を0.5%上回ったが、その後は公開価格を下回る値動き。

初値は何とか体裁を保ったが、期待外れの展開に市場参加者を落胆させた。

結局、上値で売り抜けた投資家も手数料負けした人が多かったようだ。

また、15日に上場したサンセイランディックは完全に埋没してしまい、買い手不在に陥った。

16日に上場したダブル・スコープは大方の予想通りの公開価格割れだった。

ネクソンもシンジケートカバーが完了したようで、急落するなどさえない展開が続く。

今週は6銘柄の上場が控える。

平日は1日少ないため同日複数上場が2回ある。

大型上場が続いた先週とは違いサイズは一回り小さくなるが、銘柄数の密度は濃くなる。

このうち公開価格が仮条件上限で決まったのは4銘柄。

うち3銘柄は大和証券キャピタルマーケッツが主幹事を務める。

今年に入ってから、大和主幹事のIPOは全て上限で決まっている。

仮条件の設定が弱気なのか、値決めが強気なのかは不明だが、上限で決定しない銘柄が相次いでいるなかで際立っている。

なお、同証券の主幹事銘柄はリブセンスやイーブック、KLabなど好調が続いている。

ただ、6銘柄中3銘柄が上場するのは、相対的に商いが薄くなりがちな東証2部。

マザーズでは不人気セクターのバイオベンチャーも控える。

市場は大型銘柄の不発でより保守的になっていると想定される。

一方、例年年内最後のIPOは短期資金が入り込み、高くなりやすいというアノマリーがある。

残り6銘柄、どのような展開となるのか注目したい。



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