SSブログ

日経平均9900円 [東京市場]

9日の日本株相場は続伸して始まった。

日経平均株価はことしの高値を付け、昨年8月1日以来の一時9900円乗せ。

ギリシャの債務交換提案に対する民間投資家の参加率が実施に必要な水準に達したとの観測が広がり、欧州債務危機への懸念が和らいでいる。

為替の円安推移も好感され、自動車や電機など輸出関連株を中心に東証1部33業種はすべて高い。

TOPIXの始値は前日比11.10ポイント(1.3%)高の847.26、日経平均株価は同142.11円(1.5%)高の9911.07円。

日経平均は、2月29日に付けていたことしの日中高値9866円を更新した。

ギリシャによる史上最大のソブリン債再編への民間債権者の回答期限(アテネ時間8日午後10時、日本時間9日午前5時)が過ぎ、大多数の債権者が参加の意向を示している。

ギリシャの銀行関係者は8日、国債保有者の新発債への債務交換の参加率が約85%だったことを明らかにした。

暫定値は、ギリシャ法に基づく国債1770億ユーロのうち、最高1550億ユーロで債務交換の申し出があったことを示しており、ギリシャ以外の法律に基づく国債180億ユーロのうち、120億ユーロで申し出があったという。

ギリシャのベニゼロス財務相は議会で、「歴史的なプロセスが今晩完了する」と述べ、結果は9日に発表されるとした。

期限を前に8日の欧米市場では株価が上昇、ユーロが買われた。

米S&P500種株価指数 の終値は前日比1%高の1365.91、ストックス欧州600指数は1.6%高の264.16とそろって続伸。

日本時間9日朝方の外国為替市場では1ドル=81円60銭近辺、1ユーロ=108円20銭付近と8日の東京株式市場の終了時点と比べやや円安方向で推移している。

欧米株高、為替の円安方向での落ち着いた動きが好感され、東証1部売買代金上位ではトヨタ自動車やホンダ、京セラ、キヤノン、TDKといった輸出関連株が上昇。

東証業種別指数では保険、鉄鋼、輸送用機器、非鉄金属、不動産、電機、海運、鉱業などを中心に33業種すべて上げている。


nice!(21)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 21

コメント 1

楽しく生きよう

急がずゆっくりで佳いから上がっていって欲しいですね。
by 楽しく生きよう (2012-03-09 11:03) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。