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ニューヨーク外為市場 [為替情報]

20日のニューヨーク外国為替市場ではドルが全面的に上昇。

中国経済の減速を懸念する見方から、安全資産としてのドル買いが膨らんだ。

豪鉱山大手BHPビリトンが、中国の鉄鉱石需要について、横ばいに鈍化しつつある兆候が見られると指摘したことを受け、豪ドルは対米ドルで1%超下落した。

中国の国家発展改革委員会が、ガソリンとディーゼル油の小売価格を20日から6-7%引き上げる方針を示したことも、需要を押し下げ、中国経済がさらに減速する可能性があるとの懸念を強める要因となった。

主要6通貨に対するICEフューチャーズUSのドル指数.DXYは0.2%高の79.613となった。

豪ドルの下げが目立った。

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が20日発表した3月6日の金融政策委員会議事録が圧迫した。

中銀は世界経済の見通し改善から見て金利は適切な水準にあると判断する一方、状況が悪化した場合の金融緩和の余地は大きいと認識していることが明らかになった。

豪ドルは対米ドルで1.2%下落し、1.0477米ドル。

NZドルも対米ドルで1.1%安の0.8170米ドルとなった。

豪ドルの主要支持線は、200日単純移動平均の1.0401米ドルとなっている。

100日単純移動平均は1.0370米ドル。

抵抗線は1.064米ドル付近にあるとみられる。

売買活動の大半はクロス取引で、豪ドル、NZドル、カナダドルを売って、ユーロを買い戻す動きがみられたという。

ユーロは対ドルで終盤、0.2%安の1.32219ドル。

19日には1.32659ドルに迫り1週間ぶり高値をつけていた。

1.32013ドル付近にある100日移動平均が支持線となっている。

ドル/円は0.4%高の83.700円。

ユーロは対円で110.824円と、4カ月ぶり高値を更新した。

一部投資家は、イタリア政府と労組代表との改革をめぐる協議の結果が確認されるまで、ユーロの一段の押し上げには慎重な姿勢を示している。

労働改革は、イタリア経済の回復と債務改善のカギとみられている。

この日の取引には、概して長期投資家はみられず、モデル系ファンドなどが相場を主導した。


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