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100億円超は苦戦 [IPO情報]

大型IPOのAvanStrateが価格決定日に前代未聞となる2回目の上場延期を決めたが、その他の銘柄が全て公開価格は仮条件の上限で決まった。

AvanStrateの延期はブックビルディングの不調を受けたものと推測される。

このほかREITとしては約4年半ぶりの新規上場となるケネディクス・レジデンシャル投資法人(KDR)の公開価格が仮条件下限で決まった。

KDRは規模が146億円規模とREITとしては小さい部類。

AvanStrateも東証1部への上場が見込まれた案件としては決して大きいわけではない。

3月はライフネット生命保険が123億円の公開規模で上場したが、公開価格は仮条件下限、初値は公開価格から7%下落した。

新興市場では5~20億円の規模が並ぶなか、市場区分を問わず100億円を超える案件の苦戦ぶりが目立つ。

先週末に上場したウチヤマホールディングスは公開規模20億円と新興市場銘柄としてはやや大きめ。

公開価格を若干下回る初値が付いたものの、すぐに公開価格を奪還と可もなく不可もなしのスタート。

公開価格割れだったものの初値天井ならぬ初値大底となった。

ライフネットは警戒された初値は公開価格割れしたが、その後は堅調に推移している。

早売りした投資家に反省を促すような値動きは、かえって今後のIPO相場にとってプラスに働く可能性もありそうだ。

一方、ゴールデンウイーク後トップとなる新規上場が承認された。

北の達人コーポレーションが札幌証券取引所アンビシャスに5月29日に上場する。


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