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外国為替市場 [為替情報]

日本時間朝の外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=80円台前半で推移。

前日に欧米で発表された経済指標が軒並み不振だったほか、世界の大手銀行の格付けが引き下げられたことなどを背景にリスク回避の動きが活発化し、海外市場でドル買いが進んだ流れを引き継いでいる。

ドルは前日の海外市場で一時80円33銭と、5月17日以来の水準まで急伸。

午前8時40分現在は80円16銭付近で取引されている。

ドルは対ユーロでも買われ、海外市場で一時1ユーロ=1.2532ドルと3営業日ぶりの高値を付け、1.25ドル台半ばで日本時間朝の取引を迎えている。

一方、前日の海外市場では円売りが進む局面も見られ、ユーロ・円相場が一時1ユーロ=101円63銭と、5月22日以来の水準まで円安が進行。

しかし、その後は100円52銭まで円が値を戻し、日本時間朝は100円台後半で取引されている。

21日に米国で発表された経済指標は、5月の中古住宅販売が前月比で市場予想以上の減少となったほか、先週の新規失業保険申請件数は市場予想を上回った。

さらに、フィラデルフィア連銀が発表した同地区の6月の製造業景況指数も2カ月連続のマイナスとなった。

また、欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会が21日発表した6月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)もマイナス19.6と、5月のマイナス19.3から悪化している。

世界的な景気減速懸念を背景に、前日の米株式相場は大幅続落。

株価の予想変動率の指標であるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX指数)は4営業日ぶりの水準に急伸した。

米国債は3日ぶりに上昇し、10年債の利回りは大幅低下している。

そうした中、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは21日、世界の資本市場に事業展開する銀行15行の格付けを引き下げている。


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