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ニューヨーク外為市場 [為替情報]

23日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロで上げを失う展開。

米下院が連邦債務上限を一時的に無効にする法案を可決したため、高利回り資産を求める動きとなり、安全な通貨とみなされるドルに売りが出た。

ノルウェー・クローネとブラジル・レアルが対ドルで上昇。

カナダ・ドルは大部分の主要通貨に対して下落した。

カナダ銀行(中央銀行)が利上げの必要性について、緊急性が薄れていると指摘したことが売りを誘った。

米国の債務上限引き上げ法案は上院に送られる。

リード上院院内総務(民主)は同法案を修正なしに可決する意向を示している。

ドル/円はほぼ横ばいの88.68円。

一時は1%下げる場面もあった。

ユーロ/円は0.1%安の118.11円。

ユーロ/ドルはほぼ変わらずの1.3317ドル。

カナダドルは大幅下落。

米ドル/カナダドルは0.8%高の0.9989カナダドルをつけた。

カナダ銀行(中央銀行)はこの日、政策金利である翌日物金利を1%に据え置いたが、利上げ時期については従来予想からかなり後ずれする公算が大きいとの見方を示した。

ユーロは対ドルで一時下落。

大口の投資家がユーロを売っているとの憶測が流れる中、売り注文が設定された水準を下抜けた。

下院を通過した法案は、16兆4000億ドルの政府の借り入れ上限を5月19日まで無効にする。

カナダ・ドルは米ドルに対して下落。

カナダ中銀は予想されていた通り、政策金利を1%で維持。

利上げはいずれ必要になる可能性が残っているものの、恐らくすぐにはそうならないとの考えを示した。

カーニー総裁は経済がフル稼働するにはもっと時間がかかり、来年下半期までインフレ率は同中銀の目標である2%未満に抑制されると語った。

カナダ・ドルは米ドルに対して0.7%安の1米ドル=99.92カナダ・セント。

一時は1.0005カナダ・ドルと、昨年11月19日以来初めて等価を下回った。

円は朝方、対ドルで堅調となった。

日本銀行が発表した政策では円を押し下げ、成長を促進するには不十分であるとの見方から買いが入った。

日銀は22日開いた金融政策決定会合で、「物価安定の目標」として消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率2%を導入することを決定。

2014年初から13兆円程度の金融資産の買い入れを行うと発表した。



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