バイオ相場熱狂 [IPO情報]
先週は2月に上場する3銘柄で仮条件が掲示され、実質的に2013年のIPOが始まった。
強い地合いが反映され、全て仮条件の上限が想定価格を上振れした。
特にメドレックスのように、赤字の創薬ベンチャーが上振れるケースは昨年までには見られなかった現象だ。
同じ野村証券の主幹事案件では、昨年まで仮条件どころか最終的な公開価格が下限で決まる例が相次いでいた。
もちろん最初に設定した想定価格が安すぎたということも考えられるが、IPO株への強気ムードは年末年始の空白期間を経てもなお続いているどころか、一層強含んでいるようだ。
背景にあるのはやはり既上場株の高騰だろう。
先週は日経平均株価が週半ばに下落したのに対し、新興市場ではバイオ関連株が一段高。
マザーズの売買代金は23日に1000億円台に乗せた。
昨年は100億円に乗ればいい方だった。
JASDAQでもバイオ株の多いグロース指数が強く、昨年末から4割も上昇した。
その間、スタンダード指数の上昇は1割強にとどまる。
いかに構成が偏っている指数とはいえ、もはや個別銘柄のような値動きだ。
バイオ担当のアナリストは、テレコンなどのリクエストで引っ張りだことのこと。
こうした銘柄に機関投資家がどれほど参加しているのかは定かでないが、今や関心を持つのは個人だけではないようだ。
マザーズ指数は時価総額基準だったが、昨夏まではサイバーエージェントがウエートの2割を占めていた。
「サイバーエージェント指数」と言い換えてもおかしくなかったが、ウエートは1割強に低下。
いまだ影響力はトップではあるものの、2位のナノキャリアは1割弱とそれほど変わりない。
時価総額に至っては、タカラバイオに抜かれたままだ。
バイオ関連は単独で動くことは少なく、セクターとしてまとまって動くことが多いため、もはやサイバーとの連動性は薄くなっている。
バイオ株ブームといえば、先駆けとなったアンジェスMGがかつて上場した時に、初モノとしてもてはやされ人気化した。
その後間を挟むものの、IPO株バブルとともに高騰が相次いぎ、上場数も増加した。
バイオ企業は資金ニーズが強いだけに、このブームの行方次第では今年のIPO数を押し上げるかもしれない。
強い地合いが反映され、全て仮条件の上限が想定価格を上振れした。
特にメドレックスのように、赤字の創薬ベンチャーが上振れるケースは昨年までには見られなかった現象だ。
同じ野村証券の主幹事案件では、昨年まで仮条件どころか最終的な公開価格が下限で決まる例が相次いでいた。
もちろん最初に設定した想定価格が安すぎたということも考えられるが、IPO株への強気ムードは年末年始の空白期間を経てもなお続いているどころか、一層強含んでいるようだ。
背景にあるのはやはり既上場株の高騰だろう。
先週は日経平均株価が週半ばに下落したのに対し、新興市場ではバイオ関連株が一段高。
マザーズの売買代金は23日に1000億円台に乗せた。
昨年は100億円に乗ればいい方だった。
JASDAQでもバイオ株の多いグロース指数が強く、昨年末から4割も上昇した。
その間、スタンダード指数の上昇は1割強にとどまる。
いかに構成が偏っている指数とはいえ、もはや個別銘柄のような値動きだ。
バイオ担当のアナリストは、テレコンなどのリクエストで引っ張りだことのこと。
こうした銘柄に機関投資家がどれほど参加しているのかは定かでないが、今や関心を持つのは個人だけではないようだ。
マザーズ指数は時価総額基準だったが、昨夏まではサイバーエージェントがウエートの2割を占めていた。
「サイバーエージェント指数」と言い換えてもおかしくなかったが、ウエートは1割強に低下。
いまだ影響力はトップではあるものの、2位のナノキャリアは1割弱とそれほど変わりない。
時価総額に至っては、タカラバイオに抜かれたままだ。
バイオ関連は単独で動くことは少なく、セクターとしてまとまって動くことが多いため、もはやサイバーとの連動性は薄くなっている。
バイオ株ブームといえば、先駆けとなったアンジェスMGがかつて上場した時に、初モノとしてもてはやされ人気化した。
その後間を挟むものの、IPO株バブルとともに高騰が相次いぎ、上場数も増加した。
バイオ企業は資金ニーズが強いだけに、このブームの行方次第では今年のIPO数を押し上げるかもしれない。
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