黒田日銀の異次元緩和支えに売り

9日 日本時間朝の外国為替市場では、円が対ドルで一時1ドル＝99円64銭まで下落し、2009年4月以来の100円台に接近している。

黒田東彦新総裁率いる日本銀行が先週打ち出した異次元緩和策を受けた円売り圧力が継続している。

午前9時30分現在のドル・円相場は99円46銭前後。

円のドルに対する下落率は年初来で15％近くに達している。

日銀が先週、過去に例のない量的・質的金融緩和策を発表して以降、円は主要16通貨に対しても全面安の展開が続いている。

日銀は4日に開催した金融政策決定会合で、「量的・質的金融緩和」を導入。

消費者物価の前年比上昇率2％という「物価安定目標」を2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に実現すると表明した。

次回の決定会合は今月26日。


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