株式展望予想(25日の週) [株式展望]
日経平均は月初からレンジ相場(9000~9500円)でのもみあいが続いてきたが、25日移動平均が9000円台に乗せるなど煮詰まりつつある。
4月も同様なレンジ相場(8500~9000円)が暫く続いた後に、月末にかけて大きく相場が動いただけに、5月も月末で上下どちらかに振れる可能性がある。
国内では主力企業の本決算発表が終了し、手掛かり材料に乏しい。それだけに、欧米市場の動向に一喜一憂する展開が予想される。
米国ではFRBによる景気見通しの下方修正が影を落としているほか、国債の格下げ懸念も台頭。為替相場は1ドル=93円台にまで突入しているが、さらに円高が進行するとなれば、日経平均の9000円割れも考えられる。
また、米紙ワシントン・ポスト電子版は、米政府が経営危機に陥った米GMに連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)適用の申請をさせる準備をしていると報じた。
既に織り込み済みとの見方は多いが、先日経営破綻したクライスラーのときと同様に素通りできるか否か注目される。
国内では景気回復に対する期待感が日増しに強まっているが、新型インフルエンザの動向には注意を払いたい。
関西で初めて国内感染が発見されてから急速に拡大し、首都圏でも感染者がみつかった。
全国各地に波及するのは時間の問題で、メキシコや米国などのように死者が出る事態となれば、改めて新型インフルエンザによる影響を懸念する動きが強まる可能性もありそうだ。
2009-05-23 11:44
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