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19日の東京市場 [東京市場]

19日の東京株式相場は反落。
中国の株式市場や景気の先行き不安を受け、新日本製鉄など鉄鋼、商船三井など海運といった素材、市況関連株が下げた。
直近で上昇の目立っていたその他金融や不動産、保険など内需関連株も安い。

日経平均株価終値は前日比80.96円(0.8%)安の1万0204円。
TOPIXは同6.41ポイント(0.7%)安の943.25。

今日の東京市場は、午後2時30分ごろまで方向感に欠けた。
住宅用品販売のホーム・デポなど、米国を代表する消費関連会社の決算が市場予想を上回ったことで米消費不安が後退、前日の米国株や海外原油相場が上昇したことが支援材料となった。
一方で、高値警戒感や相場全般を買い上げる材料難、不安定さを見せる中国株への懸念などから上昇力も限定的。

こうした中、取引終了にかけて下げ幅を拡大し、日経平均は結局この日の安値圏で引けた。
東証1部の騰落銘柄状況は、値下がり1097が値上がり465を大きく上回り、売買代金も1兆3685億円と、前日までの過去1年間の平均1兆5900億円より少ない。
日経平均先物の出来高は8万2645枚と高水準で、高値圏で投資家が積極的な売買を手控える中、先物主導の色彩が強かった。


個別では、7月の連結売上高が前年同月比55%減となったフルキャストホールディングスが大幅続落。
モルガン・スタンレー証券が18日付で、投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」に引き下げたイオンクレジットサービスも下げた。

相場全般の上昇力に欠ける中、投資資金は投資判断の引き上げがあった銘柄や材料銘柄に向かった。
相場を支えたのが、野村証券がセクターの投資判断を「中立」から「強気」に引き上げた自動車株。
自動車を含む輸送用機器指数は東証業種別33指数の値上がり率2位。

また、新型インフルエンザの感染拡大が勢いを増していることから、東証1部の値上がり率上位にはシキボウや栄研化学、日本バイリーンなどマスクや検査キットといったインフルエンザ関連株が入った。
繊維製品指数は東証1部の値上がり率1位。

19日付の日本経済新聞朝刊が、トヨタがハイブリッド車の基幹部品である電池を調達すると報道した三洋電機が大幅反発。
エービーシー・マートによる株式保有増が分かったユナイテッドアローズは年初来高値を更新。

新中期経営計画を発表し、12年5月期に連結純利益の過去最高更新を目指すとしたゼクスは3連騰。
ゴールドマン・サックス証券が投資判断を引き上げたキヤノンは続伸した。

新興3市場は軒並み安。
ジャスダック指数は前日比0.7%安の49.53。
東証マザーズ指数は同1.2%安の449.70。
大証ヘラクレス指数は同1.5%安の629.08。

個別では、食品メーカーなどが特定保険用食品の開発から撤退・縮小するケースが相次ぎ、10年6月期も営業赤字が続く見通しとなった総医研ホールディングスがストップ安。
計測器の低調な受注見通しなどを背景に、10年6月期は最終赤字に転落する見通しを示した西川計測はストップ安比例配分。

半面、自社株買いを実施すると発表した新東が大幅上昇。
防毒マスクメーカーの興研や重松製作所のほか、カイノスといったインフルエンザ関連銘柄も高い。
人件費の圧縮などで10年3月期は最終黒字に転換する見込みのイリソ電子工業は年初来高値。


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