18日の東京市場 [東京市場]
18日の東京株式相場は3日ぶりに反発。
米国の企業決算や経済指標の堅調さを受け景気に対する過度な悲観が和らぎ、国内政策への期待感も押し上げ要因となった。
時価総額上位の輸出関連株や大手銀行株が買われ、商社や鉄鋼、海運、鉱業といった景気敏感業種の上昇率が相対的に大きかった。
日経平均株価の終値は前日比78.86円(0.9%)高の9240.54円。
TOPIXは8.45ポイント(1%)高の835.23。
東証1部の売買高は概算で15億8815万株、売買代金は同1兆948億円で、売買代金の1兆円超えは3日ぶり。
値上がり銘柄数は1134、値下がり銘柄数は401。
今日上昇が目立ったのは、東証1部で時価総額や流動性が最も高い30銘柄で構成されるTOPIXコア30指数だ。
TOPIXTミッド400指数が0.8%高、TOPIXスモール指数が0.7%高、日経平均が0.9%高にとどまる中、1.4%高と主要株価指数で上昇率が最大だった。
コア30銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクグループのほか、ホンダ、任天堂、キヤノンなど全体の9割に当たる27銘柄が高い。
個別の材料銘柄では、米エマソン・エレクトリックのモーター事業を買収すると発表した日本電産が大幅高。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が2011年3月期の連結営業利益予想を4000億円に増額し、20年ぶりの4000億円台になると指摘した日立製作所は反発。
世界的株価指数のMSCIグローバル・スタンダード指数に新規採用される浜松ホトニクス、MSCI指数でFIF(外国人投資家可能浮動株比率)が引き上げられたエービーシー・マートはそれぞれ急伸。
半面、公募による新株発行と第三者割当増資で最大58億円を調達すると前日発表したアインファーマシーズは急落し、東証1部の値下がり率1位。
ドイツ証券が半導体需要は踊り場を迎えつつあるなどとし、格下げしたディスコは大幅安となった。
クレディ・スイス証券では、液晶市場は7月下旬から8月上旬に底割れしたと指摘し、シャープや日本電気硝子など液晶関連の一角は軟調。
2010-08-18 16:59
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